木曜日, 10月 10, 2024
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安田不動産㈱ 3プロジェクトが「2021年度グッドデザイン賞」受賞

 安田不動産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川 雅弘)は、2021年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)において、日本橋浜町エリア・神田錦町エリアでリニューアル・リノベーションをした「浜町LAB.」「神田ポートビル」「TAKEBASHI HILLS」の3プロジェクトが受賞しました。当社における同年の3プロジェクト受賞は過去最多となり、日本橋浜町におけるグッドデザイン賞の受賞は4年連続となります。当社は今後も、長期ビジョンである「継承×創造」のもと、社会に街に、新しい価値創造を提供していくためのチャレンジを続けていきます。

【PROJECT.01 浜町LAB.】
 当社は日本橋浜町において“住み続けられ、働き続けられる街づくり”を目指し、大型オフィスビルや住宅を開発し、2015年からは“「手しごと」と「緑」のみえる街”を街づくりのコンセプトに定め、蕎麦屋やフレンチバル等の個性的な店舗や、新しい文化・コミュニティーを創出する場としてのホテルと住宅の複合施設等を開発してきました。このことは地域住民やワーカー同士の交流拠点を生み、国内外から多くのゲストを迎え入れることに繋がっています。「浜町LAB.」は、築40年のビルをリニューアルし、設計事務所・起業家・写真家・キュレーター等の各分野で活躍する人々をシェアオフィスに招き入れ、交流する場を提供することで、新しい文化の発信拠点となることを目指しています。

安田不動産㈱ 3プロジェクトが「2021年度グッドデザイン賞」受賞のサブ画像1

                              左:外観 右上:屋上 右下:1階事務所
【審査委員の評価コメント】
地域開放型のオフィスとして、ビルオーナーと設計者がタッグを組んだ意欲作。特筆すべきは元々築40年のこのビルのテナントで入っていた設計事務所と物件購入をしたというディベロッパーの出会いであろう。このような出会いのきっかけはどのようなものだったのかとても興味が湧いた。この素晴らしいチャンスを活かして魅力的な場ができている。日本橋の界隈性を活かした大きく道に向けて開け放たれる1階スペースでは様々なイベントが開かれており地域に根ざしていることがうかがえる。タイルのカウンターなどマテリアルとディテール共に細やかで丁寧な作りである。去年のTOKOYO MIDORI LABO.につづき日本橋の界隈性を上げるために尽力しているディベロッパーの活動も素晴らしい。

【物件概要】
名称:浜町LAB.(ハマチョウラボ)
住所:東京都中央区日本橋浜町3-10-1
用途:事務所、シェアオフィス
構造・規模:RC造 地下5階  延床面積271.08㎡
プロデューサー:安田不動産株式会社
ディレクター:一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希 / o+h
デザイナー:一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希 / o+h
※物件の詳細は、2020年2月12日付ニュースリリースもご参照ください。

【PROJECT.2 神田ポートビル】
 神田錦町は、東京大学や学習院大学の発祥の地であり、周辺には現在も高校や大学・学術機関、出版社が集積する"学びのまち"として歴史を紡いできました。当社はこの地で長年オフィスビルの供給や、近年では皇居の近接に隣接する立地を活かし、ランナーズステーション等の特徴のある路面店舗を点在的に誘致するエリアリノベーションを行ってきました。「神田ポートビル」は築56年のビルをリノベーションし、神田錦町の歴史や立地を意識し、「アカデミック」と「ウェルビーイング」をテーマに、都市生活者の新たな居場所として、サウナラボを中心にコミュニティーを育み、新たな文化を創造する拠点となることを目指しています。

安田不動産㈱ 3プロジェクトが「2021年度グッドデザイン賞」受賞のサブ画像2

               左:外観 右上:1階カフェ 右中:地下1階サウナ受付 右下:サウナ内観
【審査委員の評価コメント】
地元やエリアという感覚が希薄になっている都市部において、新たな行動や回遊を生む起点を整備、地域との関係をつくるきっかけをつくった。それは単なるビルのリノベーションにとどまらない、地域住民とのリレーション手法。戦略的に地元の事業社をテナントとして入居させることで、住民やファンを巻き込むことに成功している。来街者を取り込む手段として、サウナという視点は非常にユニーク。ビルの存在を知らしめるアイコンとしても、ギャラリーと共にしっかり機能している。さまざまな魅力のシナジーによって、人が集い、滞留し、学び合い、自ら活動をはじめる。地域愛がまちに還元されていくしくみも含めてしっかりデザインされている点を評価した。

【物件概要】
名称:神田ポートビル
住所:東京都千代田区神田錦町3-9
用途:事務所・公衆浴場
構造・規模:RC造 地下1階地上6階  延床面積2,980.52㎡
プロデューサー:安田不動産株式会社
ディレクター:株式会社ゆかい、株式会社ウェルビー、株式会社ほぼ日
デザイナー:株式会社バカンス、株式会社須藤剛建築設計事務所
※物件の詳細は、2021年4月21日付ニュースリリースもご参照ください。

【PROJECT.3 TAKEBASHI HILLS】
 「TAKEBASHI HILLS」は、9階建てのオフィスビルの最上階部分13戸の賃貸住宅です。竣工24年を迎え、古さを感じさせる共用部分を全面的にリニューアルし、都心のビルの最上階でありながら、玄関を開けたら、そこに緑・風・空が感じられる公園のような居心地良い中庭をつくりだしました。コロナ禍でテレワークが普及し、暮らしにおける住宅の比重が高まる中、住まわれる方の「ちょっと息抜きしたい」というささやかな願いを叶えられる空間を創出することを目指しました。

安田不動産㈱ 3プロジェクトが「2021年度グッドデザイン賞」受賞のサブ画像3

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【審査委員の評価コメント】
非常に殺風景であった賃貸住宅の最上階の共用部が、高級感を感じさせる共用部へと変貌している点が評価された。ビフォーアフターの写真の差が顕著である。植栽やベンチや格子のスクリーンによって、住む人がちょっと座って落ち着きたくなる中庭に変貌している。共用部に住人が憩うことで、豊かなコミュニティーも生まれてくるであろう。

【物件概要】
名称:TAKEBASHI HILLS
住所:東京都千代田区神田錦町2-3
用途:集合住宅(13戸)
プロデューサー:安田不動産株式会社
ディレクター:安田ファシリティワークス株式会社デザイナー:株式会社ボノボ

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