犬の飼育者が最も重視する設備は「エアコン」~犬の飼育者はエアコンのために、平均6,000円を家賃に上乗せできると回答~
不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森 康史 以下、アットホーム)は、2020年8月以降にペット飼育(犬・猫・魚・小動物※1・鳥・爬虫類※2)を前提として賃貸物件、売買物件を探して住んだことのある全国の18~59歳の男女を対象に、住まい探しに関する実態を調査いたしました。
(※1:ハムスター・ウサギ、※2:亀・蛇・トカゲ)
<トピックス>
- ペットを飼育している物件タイプ
- 犬・猫を飼育する物件タイプは、「持ち家戸建」がそれぞれ45%以上で最多
- ペット飼育者が重視した物件の条件・設備
- 犬の飼育者の約2割は、「近くにペットの散歩コースがあるか」を重視
- 犬・猫・小動物を飼育する上で、最も重視する設備は「エアコン」
- ペット飼育者が重視する設備の家賃上乗せ金額
- 犬の飼育者は、エアコン設備のために平均6,000円を家賃に上乗せできると回答
<調査結果>
■犬・猫を飼育する物件タイプは、「持ち家戸建」がそれぞれ45%以上で最多
ペット飼育者が実際に住んでいる物件タイプを質問したところ、犬・猫を飼育している人の物件タイプは「持ち家戸建」がトップで、それぞれ45%を超えました。また、小動物(ハムスター、ウサギ)を飼育している人の約4割、魚・鳥・爬虫類を飼育している人の約3割が「賃貸マンション・アパート」で暮らしていることが分かりました。
■犬の飼育者の約2割は、「近くにペットの散歩コースがあるか」を重視
ペット飼育における住まい探しにおいて、重視した物件の条件を聞いたところ、いずれのペット飼育者も「広さ」を重視する傾向にありました。また犬の飼育者の約2割は「近くにペットの散歩コースがあるか」で、散歩が欠かせない犬の飼育において、周辺環境の充実さが求められるようです。なお、鳥・爬虫類・魚に関してはいずれも「広さ」「部屋数」「日当たり」がトップ3にランクインしました。
■犬・猫・小動物を飼育する上で、最も重視する設備は「エアコン」
「エアコン」は、犬・猫・小動物を飼育する上で最も重視する設備でした。他に、亀や魚を飼っている人からも「温度や湿度調整で必要」「環境の管理がしやすい」など、ペット飼育において温度や湿度管理などの観点でニーズの高い設備であることが分かりました。
また「防音・遮音設備」は、犬・猫・小動物それぞれで2割を超える結果となりました。ペットの足音や鳴き声が原因で起こるトラブルの防止につながります。なお、鳥・爬虫類・魚に関しては「エアコン」「防音・遮音設備」「脱臭・消臭設備」がトップ3にランクインしました。
■犬の飼育者は、エアコン設備のために平均6,000円を家賃に上乗せできると回答
賃貸マンション・アパート、賃貸戸建の居住者に、「エアコン」をはじめ、「防音・遮音設備」や「脱臭・消臭設備」などのために家賃にいくら上乗せできるか聞いたところ、「エアコン」のために、犬の飼育者は平均6,000円、猫の飼育者は4,100円、小動物の飼育者は6,100円を上乗せできると回答しました。他設備にかける平均金額より高値であることから、どのペットにおいてもニーズが高い設備であることが分かります。
<調査概要>
■調査対象/2020年8月以降に、ペットの飼育を前提として賃貸物件、売買物件を探して住んだことのある
全国の18~59歳の男女452名
※ペットの内訳:引越し当時、一番長く飼育したペット種類
■調査方法/インターネットによるアンケート調査
■有効回答数/452サンプル
■調査期間/2022年8月9日(火)~8月12日(金)
※小数第2位を四捨五入しているため、合計100%にならない場合があります。
■アットホームの調査について
アットホームでは本調査をはじめ、賃貸物件に住む人や一戸建て・マンションを購入した人などに住まいに関する調査を定期的に行っています。その他に「不動産取引における書類のオンライン化・電子サイン関する実態調査」や「住まい探しで見落としがちな物件情報ランキング」など不動産業界のトレンドに合わせた調査も実施しています。過去の調査結果など詳細につきましては、ぜひお問い合わせください。