サブリース契約情報から新リース仕訳を作成し、会計システムへ連携
株式会社マルチブック(本社:東京都品川区、代表取締役社長 渡部 学、以下「当社」)と不動産業務を網羅するバーティカルSaaSと業務効率を推進するBPaaS(※1)で不動産市場のDXを推進する株式会社いい生活(本社:東京都港区、代表取締役社長 前野 善一、東証スタンダード:3796、以下「いい生活」)は、販売仲介契約を締結したことをお知らせします。いい生活が提供する「いい生活 賃貸管理クラウド」と当社が提供する新リース会計基準対応のグローバルクラウドERP「multibook」を連携させ、不動産業界の新リース会計基準対応を支援します。

※1 BPaaS:Business Process as a Serviceの略でクラウド上で業務プロセスをアウトソーシングすること
■背景
いい生活が提供する「いい生活 賃貸管理クラウド」は、募集・契約・入居後まで賃貸管理情報を一元管理するクラウドサービスとして不動産業界から高い評価を得ています。一方、当社は日本新リース会計基準に完全対応したグローバルクラウド ERP「multibook」を提供し、新基準に対応する企業を支援しています。
新リース会計基準は、2027年4月1日以降に開始する事業年度から適用され、不動産業界ではサブリース契約のすべてをオンバランス処理する必要が生じるため、迅速かつ正確に会計仕訳へ反映し、正確に新基準に対応するソリューションが強く求められています。このニーズに応えるべく、両社は販売仲介契約の締結を決定しました。
■協業内容
いい生活が保有するサブリース契約情報を「multibook」に取り込み、「multibook」のリース資産管理機能で新リース会計基準に準拠した仕訳を自動生成し、各種会計システムへ連携するワンストップ体制を構築します。現在のトライアルフェーズではデータ連携検証を実施し、サブリース契約情報の取り込みから仕訳生成、会計システム取込までの一連のプロセスが問題なく完了しています。これにより、ユーザー企業は既存業務フローを大きく変えることなく、サブリース契約データを活用して新リース会計基準対応を開始することができます。

■今後の展望
両社今後、不動産業界に向けた協業セミナーや販促活動を協力して推進し、さらにいい生活のサービスラインナップに「multibook」を加えることで、不動産業界の新リース会計基準対応に貢献してまいります。
■グローバルクラウドERP 「multibook」概要
2027年4月1日以後に開始する事業年度から強制適用となる新リース会計基準に対応。
導入が速い、処理速度が速い、解決が早い、速さを追求するグローバルクラウドERP。
12カ国語・多通貨・複数帳簿に対応し、全世界の拠点をシームレスに統合します。製造・商社・飲食・建設など多業種にわたり、上場企業から非上場企業まで、35ヵ国・600社以上での導入実績があります。
主な機能:会計、ロジスティクス、固定資産管理、IFRSリース資産管理、新リース会計基準、立替経費精算、マネジメントコックピット、BPOコックピット、外部連携(連結会計、倉庫管理等)機能
サービス名:「multibook」(マルチブック)
※12の対応言語:
日本語、英語、タイ語、ベトナム語、韓国語、ミャンマー語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語(繁体字・簡体字)、インドネシア語
■株式会社いい生活 会社概要
会社名:株式会社いい生活
代表者:代表取締役社長 前野 善一
設立:2000年1月
本社:東京都港区南麻布5丁目2番32号 興和広尾ビル3F
事業内容:不動産市場向けSaaSの開発・提供
URL:https://www.e-seikatsu.info/
■株式会社マルチブック 会社概要
会社名:株式会社マルチブック
代表者:代表取締役社長 渡部 学
設立:2000年9月
本社:東京都品川区西五反田1-1-8 NMF五反田駅前ビル5階
海外拠点:シンガポール ・タイ ・フィリピン
事業内容:グローバルクラウドERPサービス 「multibook」等の企画・開発・提供