水曜日, 9月 24, 2025
ホーム調査レポート約8割のエンドユーザーが災害リスク情報を重視、不動産会社の情報開示に温度差|いえらぶ調べ

約8割のエンドユーザーが災害リスク情報を重視、不動産会社の情報開示に温度差|いえらぶ調べ

不動産業界特化のDX支援サービスを展開する、株式会社いえらぶGROUP(本社:東京都新宿区、代表取締役:岩名泰介、以下「いえらぶGROUP」)は、不動産会社・エンドユーザーに対して「災害リスク情報(※水害ハザードマップ)に関するアンケート調査」を実施しました。不動産会社186名、エンドユーザー1,325名、有効回答1,511件の調査結果を発表します。

■調査の背景

2025年は全国各地で地震や豪雨が相次ぎ、災害リスクへの注目が一層高まっています。気候変動や都市構造の変化に伴い、災害による被害はより複雑化・深刻化することが懸念されています。

さらに、9月1日の「防災の日」を迎え、社会全体で災害対策を再確認する動きが広がりました。

こうした状況を受け、本調査では、災害リスクに対する意識や備えの実態を明らかにするため、不動産会社とエンドユーザーを対象に「災害リスク調査に関するアンケート調査」を実施いたしました。

■アンケート調査サマリー

1.エンドユーザーの8割が災害リスク情報を重視、不動産会社の掲載は1割強に

2.エンドユーザーの77%が洪水や浸水のリスクを重視、早い段階での情報提供を希望

3.不動産会社の約半数が災害リスク情報開示で信頼向上と回答、一方で36%は契約への影響を懸念

1. エンドユーザーの8割が災害リスク情報を重視、不動産会社の掲載は1割強に

エンドユーザーに「物件を探すときに、災害リスク情報(水害ハザードマップ)はどの程度重視しますか?」という質問をしたところ、「非常に重視する」(31.2%)、「ある程度気になる」(44.2%)という回答が全体の約8割を占めており、多くのエンドユーザーが水害ハザードマップを重要視していることがわかります。

また、「災害リスク情報を知ることでどう感じますか?」 という質問では、「検討しやすくなる」という回答が54.3%と最も多い結果となりました。一方、「検討をやめる可能性がある」という回答も40.5%と多い結果となっています。

対して、不動産会社で災害リスク情報の掲載に関して、「必ず掲載している」(13.4%)、「一部の物件のみ掲載している」(8.1%)にとどまり、「問い合わせがあった場合のみ伝えている」(38.7%)や「基本的には掲載していない」(39.8%)といった“積極的には開示しない”不動産会社が多い結果となりました。

このことから、エンドユーザーは災害リスク情報を求めているものの、不動産会社側の情報提供とは温度差がある状況となりました。

2.エンドユーザーの77%が洪水や浸水のリスクを重視、早い段階での情報提供を希望

エンドユーザーが求める災害リスク情報としては、「洪水・浸水のリスク」(76.9%)が最も多く、次いで「地盤の揺れやすさ」(57.1%)となり、水害への関心の強さが明確となっています。

災害リスク情報の提供のタイミングについては、「物件情報で最初に確認したい」(53.8%)、「内見時に説明してほしい」(48.5%)という回答が他の回答を大きく上回っており、早い段階から具体的な説明を求めていることが明らかになりました。

3.不動産会社の約半数が災害リスク情報開示で信頼向上と回答、一方で36%は契約への影響を懸念

不動産会社に「災害リスク情報の開示による影響をどう捉えていますか?」という質問をしたところ、「信頼性や安心感が高まる」と答えた割合が47.8%と最も多く、情報提供をポジティブに捉える声が目立ちました。

一方で、災害リスク情報を掲載する際の課題としては、「契約に影響する懸念」(36.0%)が最も多く、情報を提供することで得られるメリットと、掲載によって生じる不安の両方が存在していることがわかります。
エンドユーザーの需要に応えつつ、契約面への影響も抑える体制づくりが求められます。

■いえらぶGROUP 常務取締役 庭山健一 コメント

今回の調査で、エンドユーザーは洪水や浸水リスクをはじめとする災害情報を重視している一方、不動産会社の情報開示はまだ限定的であることが明らかになりました。
災害リスク情報を適切に提供することは、顧客の安心感や信頼につながる一方で、提供方法やタイミングには慎重さも求められます。

当社は、不動産会社がユーザーのニーズに沿った形で効果的に災害リスク情報を伝えられるよう、サポートしてまいります。

■調査概要

調査期間:2025年8月28日~2025年9月8日

調査機関:株式会社いえらぶGROUP

調査対象:【エンドユーザー】「いえらぶコラム」読者や当社SNSフォロワーなど、【不動産会社】「いえらぶCLOUD」を利用している不動産会社の従業員など

有効回答:【不動産会社】186件、【エンドユーザー】1,325件

調査手法:インターネットアンケート調査

▽本リリースに関する問い合わせ

https://ielove-cloud.jp/news/entry-1212#mail

■いえらぶGROUPについて

いえらぶGROUPは、「いい家選ぶ、いえらぶ。」のミッションステートメントをもとに、誰もが安心した住まい選びができる明日をつくります。

不動産業界向けのバーティカルSaaS「いえらぶCLOUD」「いえらぶBB」は全国44,000社以上で利用されており、利用企業のDXを推進しています。

今後も業界への利益相反を重視し、不動産取引業には参入せず、誰もが安心して利用できる、公平な不動産プラットフォームを実現していきます。

会社名:株式会社いえらぶGROUP

代表者:代表取締役 岩名泰介

設立 :2008年1月

資本金:3,825万円

所在地:東京都新宿区西新宿 2-6-1 新宿住友ビル50階

コーポレートサイトhttps://www.ielove-group.jp/

不動産事業者向けサービス紹介サイトhttps://ielove-cloud.jp/

不動産ポータルサイトhttps://www.ielove.co.jp/
*グループ各社で「家賃保証」「ライフライン取次」「駐車場運営管理」「SNS・動画」「賃貸管理業務BPO」「AI間取り」など幅広い業務支援も事業展開中

▼本リリースに関する取材のお問い合わせについては、以下のフォームからご連絡ください

https://www.ielove-group.jp/contact/

株式会社いえらぶGROUP 広報課

担当:小玉、秋吉

TEL:03-6911-3955 / FAX:03-6911-3956

メール:pr@ielove-group.jp

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

Most Popular

Recent Comments