
空間データ活用プラットフォーム「スペースリー」を運営する株式会社スペースリー(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:森田 博和)は、不動産事業者に対し、魅力的な「シェアする物件/住宅コンテンツ(*1)」としてオンライン内見コンテンツ(VRコンテンツ)をはじめ、物件の室内・外観画像・動画の撮影や編集管理、SNS用ショート動画作成・販売図面作成などが可能なソフトウェアを提供しています。
このたびスペースリーは、生成AIを活用した新機能「AI家具消し」ベータ版の提供を開始しました。これまでも画像処理サービスとして提供し、媒介獲得が2倍になるといった実績を上げてきた家具消し機能を、AIの活用により、より安価で即座に実現できるようになりました。
本機能は、居住中や家具が残った状態で撮影された静止画像から、AIが家具を自動で検出・除去し、自然な空室イメージを生成します。これにより、退去や片付けを待たずに広告用の空室写真を用意でき、媒介獲得や早期売却に向けた営業提案を支援します。
さらに今後、生成した空室画像に家具が配置された画像を生成する「AI家具配置」機能(登録商標)をはじめ、ユーザー自身がインテリアを自由に選んで配置できる機能の提供も予定しています。
すでにパノラマ画像では3D家具配置を実現しており、静止画においても「消す」から「置く」まで一気通貫で対応可能になることで、物件写真のコンテンツ品質を包括的に高めてまいります。こうした取り組みを通じて、スペースリーは「シェアする物件コンテンツ」の価値をさらに拡大し、不動産事業者とエンドユーザー双方に貢献してまいります。
(*1)「シェアする物件/住宅コンテンツ」とは、不動産事業者に対してスペースリーが提供しているオンライン内見コンテンツ(360°VRコンテンツ)、物件の室内・外観画像・動画の撮影や編集管理、SNS用ショート動画作成・販売図面作成などのコンテンツの総称です。スペースリーではコンテンツを作成するだけではなく、業者間及びエンドユーザーへカンタンにシェアし、意思決定を支援することを目指して機能の開発、提供を行っています。
■ 「AI家具消し」ベータ版 提供開始の背景・経緯
不動産営業、とりわけ売買仲介事業者にとって、媒介獲得は販売活動の出発点となる重要なプロセスです。媒介契約の成立には、提案の質と提示までのスピードが大きく影響し、その中でも物件写真は所有者や購入検討者にとっての第一印象を左右する重要な要素となっています。
しかし現場では、オーナー居住中や家具・荷物が残った状態でしか撮影できず、物件の魅力を伝える写真を用意するには退去や片付け後の再撮影が必要でした。こうしたタイムラグは広告開始の遅れにつながり、媒介獲得や販売機会を逃す要因となっていました。
従来も「家具消し」自体は可能でしたが、専門ツールの利用や外注対応が前提で、コストや工数がかかり、現場の営業担当者が自ら手軽に使えるものではありませんでした。
今回ベータ版として提供を開始する「AI家具消し」機能は、この課題を大きく改善するものです。居住中や家具が残った状態で撮影された静止画像から、AIが家具を自動で検出・除去し、自然な空室イメージをワンクリックで生成。外部依頼や専門スキルを必要とせず、誰でも手軽にリアルタイムで利用できるようになりました。媒介提案の段階から空室写真を提示でき、広告や提案資料への即時活用を可能にします。
サービス紹介動画: https://youtu.be/rtVFIR64ch8
■ ご利用中の事業者の声
媒介数を2倍に増やした「家具消し」の効果|東海住宅株式会社 鎌ヶ谷支店長 佐々木様
東海住宅株式会社(本社:千葉県八千代市)は、1971年創業の地域密着型不動産会社です。関東・東北エリアの14店舗でスペースリーを導入し、家具消しやVRモデルハウスを活用した営業を展開しています。
同社では、生活感のある居住中物件や3ヶ月以上動きがない物件に対して家具消しを実施。リビングを広く見せるなどの工夫により、お問い合わせ数や媒介獲得率を大幅に改善しました。結果として、媒介物件数は従来の約20〜30件から常時50件規模へと増加。媒介獲得打率は約2倍に向上しました。
さらに、新築や一括査定でも「家具消し」を差別化要素として提案することで、他社との差別化や成約スピードの向上にもつながっています。同社は「家具消しによって、お客様への提案力が飛躍的に高まり、媒介獲得や成約の決定打となった」と語っています。
詳細な活用事例はこちらから:https://info.spacely.co.jp/case/tokaijutaku-vr/
家具消し活用で専任媒介を月10件獲得|ViVi不動産株式会社
ViVi不動産株式会社(本社:富山県富山市)は、地域密着型の不動産会社として売買仲介を中心に事業を展開しています。 同社では、居住中物件の写真撮影時に「家具消し」を活用。私物や生活感を消した空室イメージを売主に提示することで、プライバシーを守りつつ魅力的な広告写真を作成しています。 さらに商談時には「専任媒介をいただければ家具消し+ホームステージングを無料で提供」と案内し、差別化を実現。結果として、営業担当1名が月10件の専任媒介を6ヶ月連続で獲得する成果につながりました。
詳細な活用事例はこちらから:https://info.spacely.co.jp/case/vivirealestate_vr/
■ AI家具消しの詳細
AI家具消しの主な機能

ワンクリックで完了
管理画面で画像を選び、ボタンをクリックするだけでAIが家具を自動判定・除去。専門的な編集スキルや複雑な操作は不要。
何度でも実行可能なため、特に気に入った画像を選択し、クラウドに保存が可能。

消したい家具・消したくない家具など、自分で後から編集も可能
AIによる家具の自動判定の後に、消したくない家具や追加で消したい家具には自分でマスクを消したり追加したりすることが可能。
超解像技術による画質向上
加工後の画像を鮮明な高解像度に変換し、SNSやポータルサイトにもそのまま掲載可能。
画像はクラウドに反映可能
他の静止画像と同様にクラウド上で管理が可能。
ベータ版提供期間:
2025年9月〜2025年11月(9:00-18:00の時間限定で機能を解放します)
有料会員のユーザー様は、上記期間中追加料金なしでご利用いただけます。
■ 株式会社スペースリー概要
360度VRコンテンツ制作と活用のためのクラウドソフト「スペースリー」は、2016年11月の開始以来、不動産・ハウスメーカーなどの分野を中心に10,000以上の利用事業者にサービス提供されています。リーズナブルな価格、 直感的な操作で、 ウェブブラウザで再生可能な高品質のパノラマVRコンテンツを制作・編集・管理、活用までが一括してできるクラウドソフトです。株式会社スペースリーは、パノラマ写真を3Dコンテンツに変換する機能や、VRコンテンツ上で家具のシミュレーションやサイズ推定ができる「AI空間設計」機能などの技術力を特徴とし、360度空間データや視線データの活用のためのAI x VRの研究開発を推進するSpacely Labを運営しています。
■ 株式会社スペースリー 会社概要
社名 :株式会社スペースリー
URL :https://spacely.co.jp
代表者:代表取締役 森田 博和
資本金:7.6億円(資本準備金含む)
設立年:2013年8月
所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-6-2 第2矢木ビル3F
・サービスサイト:https://spacely.co.jp
・サービス紹介動画:https://youtu.be/70sOPH9ONII