── 自宅が、毎日のリトリートになる空間へ ──
株式会社クラスコデザインスタジオ(本社:石川県金沢市/代表取締役社長:小村典弘)が展開する賃貸リノベーションブランド「Renotta(リノッタ)」より、ライフシリーズ最新作として、『YASURAGI LIFE(やすらぎライフ)』が誕生したことをお知らせいたします。

ー帰るたびに、心がほどけていく。
忙しさと騒がしさに包まれた日々。その中で本当に必要なのは、情報やモノではなく、「ただ静かに、深く呼吸できる空間」です。
『YASURAGI LIFE(やすらぎライフ)』は、“暮らすこと”そのものをリトリートへと変える空間。
グレーを基調とした包み込まれる色彩、石壁の重厚な質感、木の温もり、光のやわらかな揺らぎ──五感すべてに寄り添う設計が、自然とあなたを整えてくれます。
心を整え、静かに自分を取り戻してくれる。
これは、ただの住まいではありません。心と身体の回復が日常になる、現代の新しい“住まい方”です。
【1】「帰っても休まらない」21.2%の声──いま都市に“整う住まい”が求められている
ーこころの病気で通院する日本人がこの20年間で2.6倍に
コロナ禍を経て、働く場所と暮らす場所の境界が曖昧になり、自宅で過ごす時間そのものが「オンから抜け出せない空間」と化した人が増えました。
2023年に国土交通省が実施した住生活総合調査では、住宅や住環境に「何らかの不満がある」と答えた世帯は全体の21.2%に上ります。特に都市部の賃貸住宅では、遮音性や“落ち着けなさ”への声が多く上がり、「家にいても気持ちが切り替わらない」という“心理的リセットの欠如”が新たな課題として浮き彫りになっています。
また、OECDの調査によれば、日本におけるうつ症状の有病率は、2013年の7.9%から2020年には17.3%へと倍増しており、心の不調はもはや特別なことではありません。
厚労省のデータでも、2020年の精神疾患の外来患者数(推計)が2002年と比較して2.6倍に増加しており、「休めない空間」がもたらす慢性的なストレスは見過ごせない社会課題となっています。
こうした背景から、海外では「リトリートハウス」という概念が注目され、日本でもその必要性が高まりつつあります。
「リトリート(retreat)」とは、戦線から一時退くこと。住まいが“戦う場”ではなく、“戻る場”であるべきという考え方です。
Renottaが提案する『YASURAGI LIFE(やすらぎライフ)』は、自宅を“毎日通える静かな山奥”のような場所へ変える、都市型リトリート空間の具体化です。
ストレスと刺激に満ちた都市の中で、「ただいま」と言える静けさと安心感を、日常の中に取り戻す。それが、私たちの考える“住まいの新しい役割”です。
【2】五感を包み込む、やすらぎの5つの設計思想
都会の雑踏から離れ、優雅なひとときを求める方々に捧げる贅沢な空間です。忙しい日常から解放され、心穏やかに過ごせる、質の高いリラックス空間を目指しました。
①【迎え入れる石壁】
玄関を開けると、目の前に現れるのは、自然石を思わせる質感の壁。その重厚なテクスチャーは、地面に根を下ろすような“安心感”と、“日常から非日常への切り替え”を生みます。
静かに深呼吸し、スーツを脱ぎ、心が緩む。それは家に帰るというより、“自然に帰る”瞬間です。

②【31.5帖の“やすらぎの森”リビング】

通路を抜けた先には、都市部では希少な31.5帖の大空間リビングが広がります。グレーを基調にしたシンプルなトーンが空間全体に“視覚の静けさ”を与え、家具・光・空気の流れすらも計算された設計によって、「何もしなくても整う空気」が漂います。心理学では、このような広がりのある空間は包容性と安全性の感覚をもたらし、副交感神経を優位に。リラックス・集中力・自己肯定感の回復に効果的とされています。
③【グレー×木の静温設計】
色彩心理学の研究では、グレーは感情を抑制し思考を整理する力があり、木材の視覚効果・触覚効果はストレス軽減・免疫向上・睡眠改善などに寄与すると実証されています(林野庁報告/環境心理学実験)。『YASURAGI LIFE』では以下のような素材設計を施しています。
ー天井と壁:優しいニュアンスグレーで統一
ーアクセント壁:塗り調の風合い仕上げで深みを演出
ー床材:ナチュラルな木目を活かした温もり設計
ー光環境:自然光+間接照明の2層構造で昼夜のリズムを整える

これらは「なんとなく心地よい」ではなく、生体リズム・脳波・ホルモン分泌に作用する確かな理論に基づきデザインしました。
④【“身体が整う”ことへの科学的アプローチ】
神経建築学やバイオフィリックデザインの最新研究では、自然素材・穏やかな色調・日照環境がもたらす空間は、以下の点で効果があるとされています:
ーストレスホルモン「コルチゾール」の低下
ー脳波(α波)の上昇による深いリラックス
ー交感神経の抑制/副交感神経の活性化
ー深部体温の調整と、睡眠の質向上
ー認知能力や創造性の向上
『YASURAGI LIFE』は、まさにこの知見をベースに、「回復する空間」として設計されています。これは単なるデザインではなく、住宅が持つ“癒しの処方箋”としての役割を追求した試みです。
⑤【“整える余白”としてのシンプルデザイン】
『YASURAGI LIFE』は、主張を抑えたグレー×木の設計により、「どんな家具も似合う」「どんな暮らし方も受け入れる」余白を持っています。
これは、空間が住む人の“自己表現”のキャンバスになるということ。リノベーションでありながら、「住まいを完成させるのは、あなた自身」です。
【ある日のシーンストーリー】

ある日、仕事を終えて帰宅。
玄関を開けると、石壁が静かに出迎える。リビングに入ると、広さと静けさが、今日の思考や緊張をすべて包み込む。お気に入りの椅子に身を預け、あたたかな間接照明が壁に柔らかく影を落とす。背景に静かに流れる音楽さえも、今日は必要ない。音も言葉もない時間が、心を少しずつ、やさしくほどいていく。何もしない。それなのに、“整っていく”。
それが、YASURAGI LIFE。
【リノベーションを行なった結果】
今回の「YASURAGI LIFE」を導入した物件では、家賃は従来の90,000円から108,000円に引き上げたにもかかわらず、工事完成10日前にお申し込みが入り、成約となりました。
実際にご覧になったお客様からは、「全体的に落ち着いた雰囲気で、リラックスできそう」とのお声をいただいております。また、リーシング担当スタッフからも、「家賃が上がったにも関わらず、『YASURAGI LIFE』のコンセプトとデザイン性の高さがお客様に強く響いているのを実感しました」といった声が上がり、その高い訴求力を確認できました。
投資効果を検証するために、通常の原状回復工事を行った場合の税引後キャッシュフローと、今回のリノベーションを行った場合の税引後キャッシュフローを比較するシミュレーションを行なった結果、約5年で収益が逆転し、10年後には約170万円の差益が見込まれる結果となりました。

■ サステナビリティにも貢献──おしゃれな賃貸リノベーションの力
Renottaの取り組みは、既存建物を活かした賃貸リノベーションです。
この手法は、新築に比べてCO2排出量や廃棄物排出量を大幅に削減できる、環境負荷の少ない住まい方でもあります。
実際に、金沢工業大学の研究(2021年11月30日発表)によると、同規模の新築に建て替えた場合と比較して、賃貸リノベーションでは最大76%のCO2排出量、最大96%の廃棄物排出量を削減できることが確認されています。
限りある資源を有効に活用する、サステナブルな選択肢。
そしてこの選択は、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の「持続可能な都市とコミュニティづくり」にも直結しています。
これは単なる賃貸リノベーションではなく、“住まいの選択が社会を変える”ことを実感できる、小さなアクションでもあります。
未来の地球と、自分自身の心地よさ。そのどちらにも、責任ある選択を。
【Renotta(リノッタ)について】
「Renotta(リノッタ)」は、個々のライフスタイルに寄り添うデザインコンセプトを持つ賃貸リノベーションブランドです。私たちは、各部屋ごとに異なるデザインを施し、住む人の「らしさ」や「趣味」を反映した空間を提供します。どの人にも同じライフスタイルは存在しないという信念のもと、一人ひとりの “個性”に合ったデザインを提案しています。また、リノッタは一時的な流行にとらわれず、長く愛される住まいを目指しています。コンセプト、デザイン、 ライフスタイルの3つの要素を大切にし、お客様に満足いただけるお部屋を提供し、2025年4月現在全国で10000室以上のリノッタのお部屋を展開しております。
