不動産データ×AIで新たな価値を創造し、業界全体のデジタルシフトを推進
日本最大級の商業用不動産データ分析基盤「estie マーケット調査」を中心に複数のサービスを提供する株式会社estie(本社:東京都港区、代表取締役:平井 瑛、以下「estie」)は、「不動産×AI」の領域において研究開発など先進的な取り組みを行い、不動産業界のお客様のAI活用を支援する「不動産AI Lab」を開設したことをお知らせします。
当社が独自に構築している網羅的な不動産データ基盤を活用することで、お客様の課題解決を目指し、不動産領域においてPoCからシステム開発まで幅広いソリューションを提供します。
設立の背景
近年、AI技術の発展により、さまざまな産業データの活用と業務の効率化に対する取り組みが加速しています。不動産業界においても、業界特有の専門的な知見や技術を最大限に活かした支援の重要性が増してきています。
「不動産AI Lab」は、不動産業界が抱える課題をAI技術によって解決し、業界全体の生産性向上と価値創造を推進することを目的として設立しました。
estieは、オフィス、物流施設、住宅といった幅広い用途に対応するマルチアセットのデータ基盤を提供しており、これらの網羅的なデータを活用することでAIを活用した高度なソリューション提供を実現します。
不動産AI Labの取り組み
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AIソリューション提供
不動産業界のお客様に業務効率化やデータ活用を支援するAIソリューションを提供します。例えば、社内でのAI活用の促進サポート、AIによる市場データの分析やレポート作成、メールやメモなどの非構造化データの構造化などの取り組みを行っています。
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研究開発
不動産×AI領域の研究開発を推進します。当社のみならず大学との産学連携や企業との共同研究を通じ、賃貸・売買・都市開発領域における独自アルゴリズムの開発など、不動産業界における新たな価値創造を目指します。
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勉強会・セミナー開催
不動産とAIの融合をテーマにした勉強会やセミナーを開催します。不動産業界に興味がある方から専門家まで対象を広げ幅広い内容を用意し、最新技術の共有や業界知識の向上を促進します。
株式会社estie 取締役CTO 岩成 達哉のコメント
estieは2018年創業当初からオフィスを中心とした商業用不動産データ基盤の構築に力をいれ、不動産業界出身の経験豊富なドメインエキスパートと、システム開発・データモデリングに秀でた技術者が対応することで、不動産会社ごとに独自のデータ形式で保持された多様なデータを集約・整備してきました。
2024年には、オフィスだけでなく物流施設や住宅などのアセットを対象とした複数のデータ分析基盤プロダクトをリリースし、賃貸・売買業務におけるお客様の日々の意思決定にご活用いただいています。
この数年間で培った (1) 商業用不動産データ基盤を構築する技術、 (2) 不動産業務に関する深い知見、(3) 当社独自に構築したマルチアセットデータというestieの3つの強みをもとに、データの蓄積・活用から一歩進んだAIによるデータの応用に挑むべく「不動産AI Lab」を2025年1月に立ち上げました。
社内外を問わず不動産×AIの先進的な事例に多く取り組むことで、不動産業界の課題を解決する経験を積み重ねてきたestieだからこそできるAIソリューションを提供していきます。
今後の展望
これまでestieが培ってきた商業用不動産のデータ基盤構築の技術、不動産業務に関する深い知見、そして独自に構築している網羅的な不動産データに先進的なAI技術を活用することで、お客様の課題解決に取り組んでまいります。
パートナー企業と連携しながら、不動産賃貸・売買における取引機会の増加や契約業務の効率化などを狙った検証を順次実施していく予定です。さらに、これらの検証を推進するため、AIエンジニアの採用を強化していきます。
株式会社estie
estie(エスティ)は、「産業の真価を、さらに拓く。」をパーパスに掲げ、商業用不動産業界が抱えるデータ流通の課題をデジタル化により解決し、業界の取引を円滑にするサービスを不動産デベロッパーや機関投資家などに提供しています。相互運用が可能な複数サービスを同時提供することで、一連の業務課題を解決するコンパウンドスタートアップとして、日本最大級の商業用不動産データ分析基盤「estie マーケット調査」を中心に不動産業界のDXを推進しています。
【会社名】株式会社estie
【所在地】東京都港区赤坂9-7-2 東京ミッドタウン・イースト4F
【代表者】代表取締役 平井 瑛
【設立】2018年12月
【コーポレートサイト】https://www.estie.jp/
【公式X】https://x.com/estie_corp