外資系投資会社による過去最大の国内不動産投資案件に
東京 – 2024年12月12日 – 世界最大級のオルタナティブ資産運用会社であるブラックストーン(ニューヨーク証券取引所BX、以下「ブラックストーン」)は本日、ブラックストーンが運営する不動産ファンドが、西武ホールディングスの関連会社から、延床面積約23万㎡を誇る都内有数の複合施設である東京ガーデンテラス紀尾井町の取得に係る契約の締結を発表しました。本件の投資額は約4,000億円と、外資系投資会社による日本国内の不動産投資案件としては過去最大であり、ブラックストーンが日本市場で行ってきた数々の投資においても過去最大となります。
東京都心に位置する東京ガーデンテラス紀尾井町は2棟の高層タワーで構成され、現在の稼働率100%を誇るA+クラスのオフィスをはじめ、135戸の高級住宅、250室のラグジュアリー・ホテル、カンファレンス会場や結婚式場、30軒超のカフェや飲食店、物販やサービス店舗を擁する複合施設です。
ブラックストーン アジア太平洋地域会長 兼 アジア不動産部門の責任者を務めるクリス・ヘディーは、次のように述べています。
「日本有数の企業である西武ホールディングスから、都内の旗艦物件を取得するという歴史的案件を実現できたことを、大変光栄に思います。日本は、ブラックストーンにとって世界で最も重要な市場の一つであり、2013年以降の不動産取得額は約1兆7,500億円に達します。本件は、対日投資への我々の確信と、西武ホールディングスのような日本の有力企業との深いパートナーシップの象徴であると考えています。」
ブラックストーン 不動産部門の日本代表を務める橘田大輔は、次のように述べています。
「西武ホールディングスとのパートナーシップにより、都内一等地の複合施設をブラックストーンの国内不動産ポートフォリオに加えることができ、大変嬉しく思います。日本では、企業が更なる成長を目指し、ブラックストーンのようなローカル市場に根差したパートナーとの提携を通じて資産を売却する、新たな時代を迎えています。当社は、深い知見と人的ネットワークを有する強力なローカルチームとグローバルな不動産プラットフォームを活用し、本資産の長期的な成長と成功を支援してまいります。」
西武ホールディングス代表取締役社長兼COOの西山隆一郎氏は、次のように述べています。
「このたびブラックストーンに本資産の価値を最大限評価いただくとともに、本資産の更なる成長・発展に資する提案をいただきました。今後も当社グループ各社はアセットマネジメント業務やホテルの運営業務を受託するなど引き続き本資産の運営に関わり、ブラックストーンとの長期的かつ強固なパートナーシップに基づき、これまで以上に紀尾井町において魅力的な新たな価値を提供してまいります。」
ブラックストーンは日本市場をリードする不動産投資家です。当社はホテル、賃貸住宅、物流施設、データセンターなど、グローバルで注力する投資テーマに基づく、様々な不動産ポートフォリオを国内で構築しています。
ブラックストーンは17年以上に渡り、継続的な成長を目指し事業や資産の売却を検討する日本企業を支援し、信頼関係を築いてきました。代表的なカーブアウト案件には、近畿日本鉄道グループからの8物件のホテル・ポートフォリオの取得、大和ハウス工業からの物流施設ポートフォリオの取得などがあります。また、プライベート・エクイティの案件では、ソニー・グループからのソニー・ペイメント・サービスの取得、武田薬品工業からの一般用医薬品事業(現アリナミン製薬)の取得、帝人からのインフォコムの取得などがあります。
ブラックストーンについて
ブラックストーンは世界最大級のオルタナティブ資産運用会社であり、私たちは投資先企業の成長に貢献することで機関投資家及び個人投資家に優れたリターンをもたらすことを目指しています。1兆米ドルを超える運用資産には、不動産、プライベート・エクイティ、インフラ、ライフ・サイエンス、グロース・エクイティ、クレジット、実物資産、セカンダリー・ファンド、ヘッジファンドに焦点を当てた投資ビークルが含まれ、すべてグローバルベースで運用されています。詳細については、https://www.blackstone.com/jp/ をご覧ください。LinkedIn、X(Twitter)、Instagramで@blackstoneをフォローしてください。