社長は匠大塚出身の千葉氏、倉庫改修やマスターリースの提案をワンストップで
物流不動産ビジネスを展開するイーソーコ株式会社(本社:東京都港区海岸3-5-13、五色橋ビル7階、代表取締役:遠藤文)などイーソーコグループは、家具のスペースプランニング事業に進出します。新会社の株式会社アルテスペース(資本金:1400万円、本社:港区芝浦1-13-10、第3東運ビル8階、代表取締役:千葉竜哉)にグループで56%を出資し、8月中旬から業務を始めます。千葉代表取締役は匠大塚株式会社出身で、家具メーカーとの繋がりが深いうえ、デザインや色の3次元シミュレーション提案などのITスキルがあります。イーソーコグループは物流業者が倉庫を活用して収益力を高めるのを後押ししており、これにより倉庫リノベーション(改修)における内装や家具の提案、オーナーから一括で借り上げたマスターリース物件の提案力向上に乗り出します。運営する倉庫物件・物流不動産ポータルサイト「イーソーコ.com」では家具を当てはめてレイアウトをシミュレーションできるVR(仮想現実)を順次導入します。新会社は3年後に売上高2億円を計画しています。
イーソーコグループは倉庫物件の仲介・マスターリース・管理、倉庫改修の設計・施工などを展開しています。これまで、物件仲介や改修後の家具選定については外部業者に委託していましたが、これによりワンストップで提案できる体制が整います。新会社の株式会社アルテスペースには、イーソーコ株式会社と株式会社イーソーコ総合研究所が各300万円、株式会社イーソーコドットコムが190万円を出資しました。千葉代表取締役は510万円、白川友基取締役は100万円を出資しました。非常勤取締役にはイーソーコグループの大谷巌一会長、イーソーコの遠藤代表取締役、イーソーコ総研の出村代表取締役がそれぞれ就任しました。当初は千葉代表取締役、白川取締役と、匠大塚出身の社員の計3人が専従でスタートします。
株式会社アルテスペースHP:https://artespace.jp/
アルテスペースは、家具メーカーとのネットワークを持つ強みを生かして家具を調達し、販売手数料を得ます。電子商取引(EC)販売サイトを立ち上げ、日本各地の工芸品・逸品、SDGs(持続可能な開発目標)に特化したアイテム、バイヤーセレクション品の販売も行います。また、インテリアコーディネート、家具・家電・インテリアアクセサリーの卸売りなどによって収益を積み上げる計画です。
イーソーコグループは中小の物流会社が物流の強みを生かしながら、不動産などの収益を得られるよう倉庫リノベーションをはじめDX(デジタルトランスフォーメーション)による業務効率化支援などに力を注いでいます。物流業界では、自動車運転業務の年間時間外労働時間を制限する2024年問題を控え、経営改革に迫られています。物件仲介や改修後の家具選定までをワンストップで提案できる体制を構築することにより、倉庫の利益最大化と業務効率化を一層支援してまいります。
(アルテスペースの3次元シミュレーション提案画像。家具のデザインや色が自由自在に選べる)