くらしとエネルギーの新しい関係性を提案する「HOMETACT Energy Window」にデザインのカスタム機能を実装、新たに夜空の景色の移ろいで自宅のエネルギー状況を直感的に理解できる「月の窓」バージョンを追加
三菱地所株式会社(以下「三菱地所」)とmui Lab株式会社(以下「mui Lab」)は、共同開発したエネルギーの見える化サービス「HOMETACT Energy Window」の”エネルギーの窓”のデザインにカスタム機能を実装し、従来の「山の窓」に加え、新バージョン「月の窓」の提供を開始しました。

「HOMETACT Energy Window」(以下「Energy Window」)は、ZEH対応※のHEMS機能を踏襲しつつ、くらしに調和した価値あるHEMSを目指してアップデートを続けていくスマートホームでの新たなエネルギーマネジメント体験です。これまで、家庭内のエネルギー使用状況を直感的に可視化することで、利用者が日常生活の中で自然にエネルギー消費を意識できるようになる体験を、エネルギー領域で実績のあるmui Labが体験作りからシステム構築まで一貫して提供してきました。利用者は「HOMETACT」のマイページから「Energy Window」のデザインを自由に選ぶことができます。「Energy Window」は新しいHEMSのアプローチとして、エネルギーマネジメントに関心を寄せる多数の企業様に注目をいただいております。デザインのカスタム機能を実装したことで、今後、「HOMETACT」の導入先企業やサービス連携企業様が独自のデザインを「Energy Window」上で表現することが可能となります。今回の「Energy Window」の機能追加を通じて、今後も利用者がより継続的にエネルギー消費への意識を高められるよう、新しい顧客体験を提供してまいります。
※(一社)環境共創イニシアチブ(SII)の示すZEH関連補助金の要件を満たしていることを表しています。
■新デザイン「月の窓」について
「Energy Window」では、利用者が設定したエネルギー(電気)使用量の目標値に対して、進捗状況をアプリ内の”窓”に映る景色の変化で把握できる体験を提供しております。
これまで「Energy Window」では動物たちが山に集まる景色が見える「山の窓」のデザインのみを提供しておりましたが、今回星空の景色が見える「月の窓」のデザインの提供開始により、利用者はいずれか好みのパターンを選択することが可能となります。


その時々の利用者の気分や状況に合わせて表示を切り替えられることで、ユーザー体験の向上に繋がり、「Energy Window」へのエンゲージメントも高まることで、省エネ行動をより身近に感じて頂けるように追加しました。
■新デザインの開発への思い
アプリの画面の中に窓をつくり、その窓を覗くことで、家のエネルギーについて知ったり興味を持ったりすることができればと思い生まれたのが「Energy Window」です。
私たちはこれまで、窓の外に動物たちが集まってくる「山の窓」で表現してきました。今回、夜の窓からはどんな景色が見えると良いだろうと考えたときに、都会の空と自然豊かな環境で見る空との違いを思い浮かべました。そこでいくつかの物語を検討する中で月と星空での表現を考えました。環境に対して人が興味をもって小さな積み重ねによって、都会の空でも綺麗な月や小さな星まで見えるといいなという思いでデザインを心掛けました。
【新バージョンの「月の窓」のデザイン】




窓に描かれる月の満ち欠けは実際の暦に合わせた月の満ち欠けではないのですが、家のエネルギー利用が目標から離れているときでも、月が雲の間から見え隠れするように、mui Labが提唱する「カーム・テクノロジー」の理念を応用した「カームUI®」のアプローチを取り入れ、厳しくしすぎない表現にしています。そして生活の中で行動を少しずつ変えていくことで、目標に近づくと月や星空が再び鮮やかに輝き、達成感を視覚的に実感できる仕組みにしました。
昔の人はいつも変わらず見える星から動物や神話の物語を想像することができました。現在に生きる私たちもまた、この「Energy Window」を通して夜空の星座を眺めるように、エネルギーとの新しい関係性や持続可能な未来の物語を共に想像・創造していくことが大切だと思っています。
■今後の取り組み
今後は「Energy Window」の拡張だけでなく、「HOMETACT」とmui Labの製品であるmuiボードと連携させ、muiボード上に「Energy Window」を表示される機能の実装など、より省エネ行動の習慣化と節電が身近に感じられる体験を提供する予定です。
■「HOMETACT Energy Window」の概要

「Energy Window」は、三菱地所のスマートホームサービス「HOMETACT」に搭載されたエネルギー見える化機能です。
主な機能として、「アプリ内で家庭内エネルギーをまとめて管理」「目標設定と進捗管理」「豊富なお役立ち機能」を提供しております。
特に「Energy Window」ではエネルギー(電気)目標の設定機能により、利用者は設定した目標に対する進捗や当月末までの使用量予測を確認でき、目標を意識した節電行動のきっかけを提供します。アプリの中の窓から見える自然の景色が、利用者のエネルギー利用状況に応じて変化する独自のアプローチも採用しています。
■「HOMETACT」について

三菱地所が開発提供する「HOMETACT」は、専用アプリやスマートスピーカーを使ってスマートロックやエアコン、照明といった複数メーカーの幅広いIoT機器をまとめて操作・管理できる総合スマートホームサービスです。日本の住環境に導入しやすい新しいスマートホームサービスとして2021年11月よりサービス提供を開始して以降、三菱地所グループ内外の物件での導入が進んでいる他、幅広い商品・サービスとの連携を通じた新しい顧客体験・付加価値提供の取り組みを加速させております。
「HOMETACT」ホームページ https://hometact.biz/
2023年6月には、“次世代のスマート社会”をテーマにICT分野での優れた取り組みを表彰するMM総研大賞2023「スマートホーム分野」で最優秀賞を受賞しました。
「HOMETACT」に関するお問い合わせはこちら:https://hometact.biz/
■mui Labについて

mui Labは、京都発のカームテクノロジースタートアップです。
フラッグシップであるスマートホーム・コントローラーの「muiボード」をはじめ、「柱の記憶」などCalm UIを追求したハードウェアプロダクト、またそれを支える「muiプラットフォーム」を通じてスマートホーム市場での事業拡大を行っています。
世界最大のテクノロジーショーケースCESにおいて、 「イノベーションアワード」を4度受賞(2019年、2022年、2024年、2025年)イタリア、ミラノで開催のデザイン賞である「archiproducts DESIGN AWARDS大賞 」(2021年)を受賞し世界的な評価をテクノロジー、デザインの領域で獲得しています。
mui Labに関するお問い合わせはこちら:https://muilab.com/ja/contact/
■会社概要
三菱地所株式会社
本社所在地:東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビル
代表者:執行役社長 中島 篤
設立:1937年5月
mui Lab株式会社
本社所在地:京都府京都市中京区夷川通柳馬場東入俵屋町295-1
代表者:代表取締役社長 大木 和典
設立:2017年10月