業界横断のギャル式ブレスト®︎実施で“暮らせるホテル”を共創——旅行者の価値基準にフィットする新ブランド〈Sumu〉の宿泊体験を具体化
CGOドットコム(総長:バブリー)は、カソク株式会社(以下、カソク)と共に、新ホテルブランド「Sumu powered by Airbnb Partners(以下、Sumu)」に関連する、未来の宿泊体験をテーマにした共創プロジェクトを開始します。
共創プロジェクトの第一弾として、ホテル開発・運営、マーケティング支援を行うカソク株式会社で働く18名の多種多様なメンバーとともに、「未来の”暮らせる”ホテルって?」をテーマにした『ギャル式ブレスト®︎』を実施しました。
本プログラムは、ギャルマインドに基づく忖度のないディスカッションによって、アパートメントホテルブランド〈Sumu〉が価値としている「観光だけでは、出会えない物語がある。」を独自の視点で再解釈し、宿泊体験やコンテンツ企画の種となるユニークなアイデアを想起することを目的としています。

実施背景
今回ご依頼をいただいたカソクは、ホテル開発・運営、マーケティング支援を強みとする企業です。
カソクを取り巻くホテルや観光業界は、ポストコロナで観光需要が回復傾向にあります。さらに、近年の旅行市場では分散型・長期滞在へのニーズが高まりを見せていたりと市場変化が著しい状況です。また、旅行者の価値基準は「名所を巡る消費」から「観光だけでは出会えない、地域と関係を結ぶ体験」へと変化しており、新しいニーズへの対応が急務とされています。
こうした時代の流れをキャッチし、カソクでは新ホテルブランドとして〈Sumu〉を立ち上げました。〈Sumu〉とは、Airbnb PartnersであるAirbnb Japan株式会社、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下、CCC)、ADDReC株式会社を中心に複数の企業と連携し展開する、アパートメントホテルブランドです。〈Sumu〉は「観光だけでは、出会えない物語がある。」をブランドコンセプトに掲げ、Airbnb Japanが提唱する「ホームシェアリング」の考え方――暮らすようにエアビーする、さまざまな地域を訪れる分散型の旅へ――を体現する新しいホテルブランドです。
「暮らすように旅する」というビジョンの実装に向けては、宿泊施設や事業者だけでなく、地域の多様なステークホルダーを巻き込み、リアルな視点でアイデアを磨き上げることが欠かせません。そこで今回は、忖度のない“ギャルマインド”で発想を解放する独自プログラム「ギャル式ブレスト®︎」※1を活用し、〈Sumu〉の世界観を独自の視点で再解釈し、宿泊体験やコンテンツを想起する機会としてのセッションを実施いたしました。
今回のブレストは、〈Sumu〉ブランドの開発プロセスを開示していくことで、カソクおよび〈Sumu〉の関係人口を増やしていくことや、カソク社内のメンバー育成や組織カルチャーのアップデートも見据えた設計となっています。
CGOドットコムは、ギャル式ブレスト®︎による自由なアイデアを起点に、宿泊体験やコンテンツの企画立案に活用できるようなインサイトを抽出し、その体験設計と企画立案を一気通貫で行います。

※1 CGOドットコムが独自に開発した「ギャル式ブレスト®︎」のフォーマットを使用し、新たな可能性の「タネ」を発見、そしてカタチに落とし込むプログラムです。ギャルの直感的で忖度のないコミュニケーション方法を体験できます。ブレスト(ブレインストーイング)とは、複数の参加者が1つのテーマについてディスカッションを行い、自由にアイディアを出して新しい解決策や考え方を生み出していく手法のこと。
実施の様子
ADDReC、CCCはビジネスパートナーとして〈Sumu〉ブランドの開発において共創しています。その中で、今回はカソク社員15名、CCC社員1名、ADDReC社員2名がギャル式ブレスト®︎に参加しました。今回のブレストでは、「暮らすように旅する」というビジョンを「現地で日常生活を送る体験ができる旅」と捉え、旅行者が現地の日常的な風景に入り込める、または思わず体験したくなるアイデアをブレストすることを目的に、「未来の”暮らせる”ホテルって?」をテーマに自由な発想を出し合いました。
ギャル式ブレスト®︎の特徴は、未来志向で発想し、固定観念から離れ、より創造的で欲求的なアイデアを引き出すことです。そのために今回は、CGOドットコムよりチーフ・ギャル・オフィサー(CGO)として、リリースペイシー、ギャル大臣、ラナ、ドキドキパニックら4名のギャルがブレストに参加し、場づくりやファシリテーション、参加者との積極的なコミュニケーションを取りながら場を進めていきました。
まずCGOドットコムから参加者に「ギャル式のコミュニケーション方法」を共有。自己開示と他者受容を促す環境を整えた上で、「”ギャルでも理解できるくらいわかりやすく”〈Sumu〉ブランドを知るインプットの時間」を設け、参加者の目線合わせを行いました。そして、旅行者が求める「暮らす体験」を「現地で日常生活を送る体験」と再解釈することを場に共有。また、始めからホテル事業に紐づくブレストをするのではなく、最初は「ウチらしいの日常の瞬間って?」をテーマにすることで、参加者がアイデアを広げやすい視点から、自分らしい日常のシーンについてグループでアイデアブレストを実施していきました。

「シェアサイクルで散歩・通勤をする」「お酒を飲みながら話す」「推しのインスタをみる」「地域の人と挨拶を交わす」「買い物をするときにSNSで口コミを検索」「マンガアプリのログインボーナスをもらう」など、参加者の日常生活や普段のアクティビティが、短時間で60個以上挙がりました。

ブレストの参加者からは、「一緒に働いているものの、細かな趣味や普段の過ごし方を聞く機会がなかったので新たな発見があった」「質より量を考えるのは、いつもと違った感覚」など、普段働いているシーンとは違った気づきの声もいただきました。

後半は、前半のギャル式ブレスト®︎で挙がったアイデアを宿泊体験に紐付けていくためのテーマとして「ホテルを通じてウチらの暮らしを体験するには?」について、「ホテルでの体験」「ホテル施設」「人」「部屋のアイテム」「アメニティ」「お土産」の6項目に分けてアイデアブレストを実施。

「ゲームなどのマッチングシステムがあり、ホテル利用者と遊んだり交流したりできる」「キッチンで離乳食が作れる」「地域の人と交流ができる」「多目的スペースがある」「みんなで作る地域マップ」「地産地消の商品購入」など多数のアイデアが生まれました。

ブレストの総仕上げとして、「ホテルを通じてウチらの暮らしを体験するには?」のアイデアブレストで挙がった企画の種をもとに、「ウチだけの”暮らせるホテル”」をテーマに参加者全員が思い思いのアイデアを描く個人ワークを実施。今回のギャル式ブレスト®︎専用ワークシートをもとに、アイデアのイメージ図を描きながら、アイディアの詳細、想定される体験者、実際の体験シーンなどの明確化を図り、今後の〈Sumu〉共創プロジェクトの企画立案に寄与するようなアイデアが多く生まれました。

ギャル式ブレスト®︎の実施成果
ギャル式ブレスト®︎で生まれた多数のアイデアは、主に下記3点に集約されます。
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その土地ならではの体験
その土地に長く住んでいる住民と交流できる機会や、土地ならではの食材を使った料理やお酒が楽しめることでその土地や人への絆を感じる体験ができる。 -
個人アイデアの介在余地がある場
ホテルスタッフはもちろん、宿泊者も自由に情報を書き足せるようなホテル周辺マップ、自分好みにカスタマイズ可能な豊富なアメニティやホテル施設など、個人が思い思いのアイデアをカタチにして快適に暮らすことのできる場になる。 -
人とつながる起点装置としての役割
ホテル利用者や近隣住民とのマッチングなど、交流機会を創出する起点装置としての場になる。
ギャル式ブレスト®︎終了後に実施したアンケート調査では、実施満足度【9.5/10点】と高い評価をいただきました。同調査では、「チーム内や世代間のコミュニケーション活性化に効果的」「アイデア不足のときに役立つ」など、ポジティブな声が多く寄せられています。
「ゼロベースでフラットな対話をしていくからこそ、色々な意見が出てきて楽しかったです。」
「殻を破ったアイデアを出す方法を学べました。ミニマムではなく、マックスのイメージをしてみることが大切だと感じたので、今後の業務にも取り入れていきたいです。」
「メンバーそれぞれが色んな視点で〈Sumu〉のことを見ていることがわかり、自分にはない発想を知るなど学びがありました。」
本ブレストででた具体的なアイデアについては、今後、共創プログラムの中でローンチに向けて検討が重ねられる予定です。
今後CGOドットコムは、本ブレストで生み出されたアイデアを起点に、宿泊体験やコンテンツの企画や設計をサポートすることで共創プロジェクトに携わっていきます。
参加社コメント
カソク 代表取締役 新井恵介さんから共創プロジェクトについてのコメント
社内外の多様な視点を「ギャル式ブレスト®︎」という形で一堂に集められたことで、アパートメントホテルブランド〈Sumu〉が掲げる“住むように旅する”という概念が、単なるマーケティングメッセージではなく、実際のサービス導線としての輪郭を帯びました。また、コミュニケーションの姿勢やプロジェクトへの熱意など、参加した社員のポジティブな態度変容もあり、組織の結束が向上したように思います。今回のブレストで出たアイデアを基に、今後はさらに共創プロジェクトを発展させていきます。
CGOドットコム 総長 バブリーから共創プロジェクトについてのコメント
いま、ギャルの聖地・渋谷には、インバウンド観光客があふれています。
そして今の旅行者は「観光名所をまわる」だけでなく、その街で「どう暮らすか」という体験を求めています。宿泊施設もまた、ただ寝る場所ではなく、その土地の価値観や文化を感じられる場へと進化が求められています。〈Sumu〉が掲げる「観光だけでは、出会えない物語がある。」というコンセプトは、まさにそのニーズに応えるものだと感じます。
CGOドットコムでは、ギャル式ブレスト®︎を起点に、日常や感性に根ざしたリアルな声をすくいあげ、そこから新しい宿泊体験の可能性を具体化していきます。
私たちCGOドットコムは、これまでも「当たり前」や「こうあるべき」という固定観念を、ポップに・変えてきた会社です。今回のプロジェクトを通じて、「ホテルとはこういうもの」という前提を問い直し、宿泊体験そのものをアップデートしていきたいです。
そして、渋谷を起点に、日本の“暮らしの面白さ”や“日常の奥行き”を世界に伝えていく新しい宿泊の形を、カソクさんと共に実現していきます。
主催者概要

カソク株式会社
事業内容:ホテル開発・運営、プロパティマネジメントほか
本社:東京都新宿区高田馬場4-39-7 プライム高田馬場四丁目ビル6F
代表者:代表取締役 新井恵介
設立:2015年6月

合同会社CGOドットコム
「世の中のバイブスをアゲる」ことをミッションに、社会的ギャップを価値に変換、ワークショップから企業のアウターブランディングなど幅広くサポートを行なっております。
主力サービスである「ギャル式ブレスト®︎」は、CGOドットコムが独自に開発した「ギャル式ブレスト®︎」のフォーマットを使用し、世の中の課題や企業が持つ悩みに対して、新たな切り口から解決に向けた「アイデアのタネ」を発見するプログラムです。
組織内の忖度文化の解消やコミュニケーションの円滑化、アウターブランディングとしてのクリエイティブアイデアの創出をサポートします。
▶︎三菱鉛筆(株)様や東急建設(株)様、札幌市役所様など、80社以上の企業団体様との導入実績
▶︎掲載メディア「news zero」「WBS(ワールドビジネスサテライト)」「Forbes Japan」「日本経済新聞」「日経MJ」「NHK」「激レアさんを連れてきた。」「スッキリ」など
・企業ホームページ: https://cgo-gal.com/
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