木曜日, 4月 3, 2025
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イーコス「BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S」にエコロジネットプラスを導入

計量機との連携により複合施設のテナントごとの廃棄物量を可視化 廃棄物の排出抑制に期待

株式会社イーコス(本社:東京都千代田区、代表:清水 浩三、以下:イーコス)は、野村不動産株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:松尾 大作、以下:野村不動産)が推進する2025年9月開業予定の「BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S(以下:当施設)※1」に、廃棄物管理クラウドサービス「エコロジネットプラス」を導入しました。

※1: 東日本旅客鉄道㈱との共同事業


サービスの概要

イーコスの廃棄物管理クラウドサービス「エコロジネットプラス」は、すべての事業者の廃棄物業務をシンプルに、効率化する「廃棄物管理クラウドサービス」です。「JWNET」と連携し、事業者の廃棄物情報を一元管理することで、廃棄物管理業務の工数削減、データの見える化、ガバナンス強化が可能になります。

「JWNET」… 公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センターの運営する廃棄物処理報告システム

導入背景

当施設はホテル・オフィス・商業施設で構成されており、各入居企業様から様々な産業廃棄物、一般廃棄物、専ら物、資源物(以下:廃棄物)が発生します。当施設の入居企業様(飲食店、小売店、オフィス、ホテルなど)からどんな種類の廃棄物がどれぐらいの量発生したかを管理する必要がありました。株式会社首都圏環境美化センターとイーコスが共同提案を行い、当施設の入居企業様が排出事業者となり効率的に電子マニフェストの運用を行う方法を採用頂きました。

イーコスは、株式会社寺岡精工(以下:寺岡精工)の提供する計量機とエコロジネットプラスを連携することで、前述の運用方法を実現。当施設の廃棄物削減の推進、排出量の一元管理、電子マニフェストの自動登録が可能となり、廃棄物管理業務の負担を大幅に軽減する仕組みを構築しました。

導入のメリット

① 廃棄物処理費用の従量課金制を導入
 大型複合施設では廃棄物処理費用を共益費などの固定費として徴収しているケースがあり、たくさん廃棄物を排出しても入居者側の負担は一定なため廃棄物削減意識が高まりにくいという課題がありました。計量機と連携したエコロジネットプラスを導入することで、入居者ごとの廃棄物排出量を見える化し、実際の排出量に応じた適正な従量課金制の運用が実現することが可能になりました。これによって、入居者側にも廃棄物排出量を抑制・分別することによる経済的なメリットが発生するため、施設全体の廃棄物排出量の抑制とリサイクル率の向上が期待されます。

② 電子マニフェストの運用効率化
 産業廃棄物の処理を委託する際に排出事業者が交付する管理伝票であるマニフェストを電子で運用することで、年間約200,000枚の紙伝票の使用を削減することが可能になります。また、廃棄物の計量時に取得したデータを電子マニフェストと直接連携することで、適正な廃棄物処理報告の運用と現場の業務効率化の両立を実現します。

③ 廃棄物データの見える化
 入居者ごとの廃棄物数量が可視化されるだけでなく、廃棄物の収集運搬業者・処理業者の情報や廃棄物排出によるGHG排出量のデータを一元で把握することが可能になります。エコロジネットプラスの運用によって集計された一次データを基に、施設としてのGHG削減やリサイクル率の向上など、様々な取り組みに活用することが可能になります。

運用方法

当施設の入居企業様が共用ごみ庫に廃棄物を持ち込み計量します。それらの計量データをエコロジネットプラスが取り込み、産業廃棄物の品目についてはJWNETと連携し、自動で電子マニフェストの登録を行います。計量したデータは管理者、入居企業様ごとのアカウントにログインすることで確認できます。実際に廃棄された廃棄物の種類、数量に応じて施設全体の廃棄物情報をデータ化、リサイクル率やScope3に対応したGHG排出量を自動算定することが可能となります。

今後の展望

リサイクル率やGHG排出量など、必要な統計データを柔軟に確認ができるダッシュボード機能の開発を予定しております。また、様々なメーカーとの計量機連携を予定しており、商業施設、工場、飲食店、小売店、物流倉庫などあらゆる業態の廃棄物管理の効率化に貢献してまいります。

【会社概要】

社名:株式会社イーコス

本社所在地:東京都千代田区内神田2-5-6 亀田ビル7階

代表取締役:清水 浩三

設立: 平成14年4月

事業内容:

・産業廃棄物の収集・運搬・処理及び再生処理に関する管理及びコンサルタント業務

・排出物管理システム「エコロジネットプラス」の開発・運用業務

・環境ソリューション人材教育業務

・環境関連機器の販売・レンタル並びに卸売業

・再生資源の売買業務並びに卸売業及び輸出入業務

・建物施設・設備の管理業務

会社HP:https://1154.jp/

エコロジネットプラス:https://ecology-net.com/

ご導入先企業様について

【野村不動産株式会社】

本社:東京都新宿区西新宿1丁目26番2号

代表取締役社長:松尾 大作

設立:1957年4月15日

事 業 内 容:

・マンション分譲事業
・戸建分譲事業
・投資・開発事業
・ビルディング事業
・建築・設計事業
・資産運用事業 など

URL:https://www.nomura-re.co.jp/

パートナー企業様について

【株式会社寺岡精工】

本社:東京都大田区久が原5-13-12

代表取締役社長:佐藤 順一

創業:1925年 (大正14年)

事業内容:電子はかり、電子計量値付システム、自動計量包装値付機、POSシステム、POP作製システム、仕分けシステム、カウンティングスケール、自動倉庫管理システム、店舗総合情報管理システム、浄水システム、リサイクル処理機、廃棄物管理システムなどの製造、販売、保守、一級建築士事務所、建設業許可

URL:https://www.teraokaseiko.com/jp/

【株式会社首都圏環境美化センター】

本社:東京都足立区入谷九丁目21番19号

代表取締役:斉京 由勝

設立:1994(平成6)年7月

事業内容:

・リサイクル事業

・一般廃棄物収集運搬業

・産業廃棄物収集運搬業

・産業廃棄物処分業

・機密書類溶解処理業務 など

URL:https://www.shutoken-env.co.jp/

BLUE FRONT SHIBAURAについて

本プロジェクトは、浜松町ビルディング(東芝ビルディング:東京都港区芝浦 1-1-1)の建替事業として、高さ約 230m のツインタワーの建設を予定しています(TOWER S:2025 年 2 月竣工、TOWER N :2030 年度竣工予定)。

区域面積約4.7ha、延床面積約 55 万㎡の、オフィス・ホテル・商業施設・住宅を含む、約 10 年間に及ぶ大規模複合開発です。「水辺ならではのライフスタイルを創造し、これを広め、東京のベイリアをつないでいく」ことを目指し、更なる成長が期待されるベイエリアから、東京の発展に寄与していきます。

事業主体

野村不動産株式会社

東日本旅客鉄道株式会社

施工者

TOWER S:清水建設株式会社

TOWER N:未定

設計者

株式会社槇総合計画事務所、清水建設株式会社

オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド

株式会社日建設計

所在

東京都港区芝浦一丁目1番1号 他

区域面積

訳47,000㎡

延床面積

約550,000㎡

主用途

オフィス・ホテル・商業施設・共同住宅・駐車場他

建物の最高高さ

約230m

階数

TOWER S:地上43階 地下3階

TOWER N:地上45階 地下3階

着工/竣工

(予定)

TOWER S:着工2021年10月

      竣工2025年2月

TOWER N:着工2027年度/竣工2030年度

▶「BLUE FRONT SHIBAURA」公式サイト 

URL:https://www.bluefrontshibaura.com/

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