木曜日, 2月 27, 2025
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【日本初】国指定重要文化財の取得・管理・保存を目指すSPCスキーム組成へ 函館市内「旧相馬家住宅ホテル計画(仮称)」開始

協働するLEVECHY、3/5(水)1万円から参加できるクラウドファンディングスタート

バリューマネジメント株式会社(本社:東京都千代田区、代表:他力野 淳、以下当社)は、国指定の重要文化財である北海道函館市内「旧相馬家住宅」の利活用・保存を目的としたホテル事業計画「旧相馬家住宅ホテル計画(仮称)」(以下、当計画)の開始を決定いたしました。株式会社LEVECHY(所在地:東京都港区赤坂、代表取締役:高 将司、以下レベチー)が運営する不動産クラウドファンディングサービス「LEVECHY」を通じて広く出資を募り、ファンド組成計画から旧相馬家住宅の維持保存まで協働します。

当計画は、個人投資家が少額から参加できる不動産クラウドファンディングの仕組みを通じて、旧相馬家住宅(国指定重要文化財・個人所有)をレベチーが組成するSPC(特別目的会社)が取得したのち、2社が協働して建物の保存と、文化財対象外エリアを対象とした宿泊施設への改修工事を行い、2025年中にホテルとして運営開始を目指すものです。

函館の地域に残る価値ある歴史的建造物の、将来的に遊休施設化したり建物自体の存続が難しくなるといった課題を解消するため、地域住民や賛同者が少額から参加できる新たな投資と活用のモデルの開発・導入する運びとなりました。

この取り組みの一環として、旧相馬家住宅の取得資金および保存・改修費用の一部を、不動産クラウドファンディングを通じて調達します。3月5日(水)より、レベチーは、同社が運営する「LEVECHY(レベチー)」の「LEVECHYファンド19号」(以下、本ファンド)として、クラウドファンディングの募集を開始する予定です。尚、本件は2025年2月時点で、個人が所有する重要文化財を、SPCを組み込んだスキームにて民間企業が買い取り、管理・保存していく日本初の取組み※を含んだ計画となっています。

※レベチー社調べ 2025年2月時点 インターネット検索で「重要文化財、クラウドファンディング、SPC」の3つの文言で完全一致するURLを調査

▍本取組みの背景

当社は「文化を紡ぐ」をビジョンに掲げ、歴史的建築物を活用する「VMG HOTELS & UNIQUE VENUES」を展開しています。地域の固有性を秘めた特別な建物を舞台に、日本全国でホテルやパーティ、レストランなど22の施設を運営してきました。
函館地域では、元レンガ倉庫の建物を改修し1棟9室のホテルに仕立てた「NIPPONIA HOTEL 函館 港町」を運営し、地域の飲食店や市場と連携しながら観光まちづくりに取り組んでいます。
函館には数多くの歴史的資源が残る一方で遊休施設が散見され、維持や管理が課題となっています。歴史的建築物の売却や取り壊しが懸念されるなか、持続可能な形でこれらを活用し、次世代へ継承する仕組みが求められています。

当社は函館での地域活動を通じて「旧相馬家住宅」のオーナー様と出会い、建物の保存と活用の可能性について協議を重ねてまいりました。その結果、地域の歴史や文化に関心を持つ個人を含めた幅広い出資を募ることで、歴史的建造物の保存と活用を両立させる新たなモデルの導入を決定。不動産クラウドファンディングの運用実績を持つLEVECHYと協働し、本計画を実現する運びとなりました。
今後も、歴史的建築物の保存と活用を両立させる取り組みを進め、地域資源の継承に貢献してまいります。

▍旧相馬家住宅とは

旧相馬家住宅は、函館山へと上る坂の中腹、函館市の伝統的建造物群保存地区に位置する国指定重要文化財です。JR函館駅より車で約15分、函館空港より車で約25分、最寄りの市電「末広町」電停よりは徒歩5分と好立地で、周辺は低層住宅と様々な歴史的建造物に囲まれています。

本物件は、1907年に函館で発生した大火を受け、北海道屈指の実業家である初代・相馬哲平氏により、市民の雇用創出と復興のために相馬家の私邸として、函館市元町エリアに建築されました。多種多様な技術を持つ多くの職人が建築に携わったことにより、主座敷には書院造の意匠、茶室には数寄屋造建築に見られる意匠が多く取り入れられ、洋間は全体的にヴィクトリアン・スタイルに仕上げられるなど、和と洋が調和した近代建築となっています。建築単体の評価に加え、函館市の景観に融合している点が評価されたことにより、2009年に函館市の伝統的建造物に、2018年に国の重要文化財に指定されました。本物件については2010年に一般公開が開始されています。

▍当計画の仕組み

「旧相馬家住宅ホテル計画(仮称)」では、当社とレベチーの2社が協働して、「不動産特定共同事業3・4号許可」を活用した不動産クラウドファンディングを組成し、国指定重要文化財の近代建築「旧相馬家住宅」の維持・保存を行います。

ファンド成立後は、 レベチーが設立したSPC(特別目的会社)が「旧相馬家住宅」を維持・保存し、当社がホテル運営を担う予定となっています。

本ファンドは、5年間の運用期間を想定しており、賃料収入(インカムゲイン)による4%の利回り(年利・税引き前)を目指します。また、本ファンドでは、レベチーではなく、レベチーが新たに設立したSPCが旧相馬家住宅の所有権を売主様から譲り受けるスキームを組んでいます。

本ファンドのために設立したSPCは、旧相馬家住宅の不動産の保持・管理のみにその事業を限定することとなり、万が一、レベチーが倒産した場合にも、SPCが所有する旧相馬家住宅が差し押さえられることがないよう、「倒産隔離」を行えるスキームとなっています。また、当社は不動産の保持・管理を行うSPCおよびレベチーに対して、歴史的建造物の修復保存のノウハウ提供などのコンサルティング支援を行います。

▍本ファンドへのご参加方法

「旧相馬家住宅ホテル計画(仮称)」は個人も含んだ幅広い投資家を対象に、少額から投資可能な手法である不動産クラウドファンディング「LEVECHY」を活用してご参加いただくことが可能な仕組みです。

ファンドは、5年間の運用期間を想定しており、賃料収入(インカムゲイン)による4%の利回り(年利・税引き前)を目指します。

参加方法や想定運用スケジュールなどは、レベチー社のプレスリリースおよびランディングページよりご確認ください。

*クラウドファンディング ランディングページ

https://link.levechy.com/funds/19

▍ホテル事業計画について

国指定重要文化財は、文化財保護法第4条のもと適切な管理と文化財に影響のない範囲での公開が義務付けられているため、旧相馬家住宅は本ファンドの成立以降も一般公開の継続を予定しています。また、国指定重要文化財は、その保存および公開にあたって、文化財としての価値が認められている部分への直接的かつ物理的な変更は禁止されています。

「旧相馬家住宅ホテル計画(仮称)」においては、建物のうちカフェエリアを中心とした区画を対象に、重要文化財としての価値を守りながら3つの客室に改修を行う予定です。

明治期の豪商ならではの贅がつくされた空間や意匠を愉しみながら、時間を超えるような特別な滞在体験の提供を目指します。客室数・コンセプトやアクティビティなどの各種情報は定まり次第、改めてお知らせいたします。

旧相馬家住宅の間取り図をもとにバリューマネジメント作成
ホテル客室に改修予定の「カフェ元町」内観写真

▍旧相馬家住宅ホテル開発計画(仮称)概要

・開業時期: 2025年内予定

・延べ床面積: 680平方メートル

・客室面積: 3室(70㎡、132㎡、55㎡)※計画中につき今後変更の可能性有

・所在地: 北海道函館市元町33−2

・敷地内の重要文化財指定建造物:2棟

▍NIPPONIA HOTEL 函館 港町について

函館の観光スポットの一つである赤レンガ倉庫地区にあり、長期間利用されてこなかった倉庫を再生して誕生した、客室9室とダイニングからなる歴史と文化を感じるホテルです。
赤レンガの素材感を活かしながら、内装やインテリアには北欧のシンプルながら温かみのある空間デザインを採り入れ、函館らしい和洋折衷の文化を表現しています。函館運河を眺める港町ならではの滞在と、採れたての海の幸を生かしたフレンチレストランでの食体験を心ゆくまでお愉しみください。

■NIPPONIA HOTEL 函館 港町の詳細はこちら

https://www.vmg-hakodate.com/

■ウェディング特設ページはこちら

https://www.vmg-hakodate.com/wedding

▍株式会社LEVECHYについて

当社は、2012年の創業以来、不動産事業を中心に取り組んで参りましたが、2023年6月に金融にまつわる諸問題や個人資産形成に対しての不安を解消するために、誰でも手軽に資産形成を行うことができる不動産クラウドファンディング「LEVECHY」をローンチし、フィンテックカンパニーへと生まれ変わりました。

また、2024年7月17日には、社名を株式会社LEVECHYに変更いたしました。

今後は、不動産クラウドファンディング「LEVECHY」の事業加速と伴に、金融の民主化を目指してまいります。

会社名  :株式会社LEVECHY

所在地  :東京都港区赤坂1‐11‐28 JMFビル赤坂01 5階

設立   :2012年1月

代表   :高 将司

​事業内容 :

① 不動産クラウドファンディング事業「LEVECHY」の開発・運営

② 次世代型オフィス&レジデンスのクリエイト事業「JP-BASE」の開発・運営

③ オフィス・リーシング、プロパティ・マネジメント、アセット・マネジメント、インベストメント各事業

HP: https://levechy.jp/

▍バリューマネジメント株式会社について

バリューマネジメント株式会社は、「文化を紡ぐ」を理念に、これまで税金で保存してきたものを民間が税金に頼らず必要性をつくることで持続可能なまちづくりの実現を目指しています。

これまで「観る」対象とされてきた文化財や城、史跡、名勝などの歴史的・文化的に価値の高い資源を修復し、ホテルやレストラン、宴会場、MICEなどの場として活用。必要とされる場にすることで、新たな価値を生み出すとともにマネタイズし、歴史的資源の収益化を実現しています。

また、まちの面的な活用に向け、地域の歴史的資源を活用した観光まちづくりを推進し、分散型ホテルを全国で展開。

バリューマネジメント株式会社が展開するグループブランド、VMG HOTELS & UNIQUE VENUESでは現在までに92棟の歴史的建築物を活用し、文化の保存・継承と経済活性化の両面から地域を支える事業を展開しています。

会 社 名: バリューマネジメント株式会社 URL:https://www.vmc.co.jp/

設  立: 2023年8月1日

代 表: 代表取締役 他力野 淳

資 本 金: 5,000万円

所 在 地: 東京都千代田区丸の内二丁目1番1号明治生命館6階

事業内容: 歴史的資源を活用した観光まちづくり・歴史的建造物の利活用

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