株式会社ドリームプランニング(神奈川県横浜市中区/代表取締役:髙橋樹人)が運営する不動産のお悩み解決サイトURUHOME(ウルホーム)は時事問題や社会情勢に興味関心を持つ方を対象にアンケート調査を実施
今回は「トランスジェンダー問題」をテーマとした独自調査の結果を発表します!
【データの引用・転載についてお願い】
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、アンケート結果を公開している底地・再建築不可・市街化調整区域|URUHOME(ウルホーム)のURL(https://uruhome.net/transgender/)へのリンク設置を必ずお願い致します。
弊社への掲載許可(連絡)は不要です。
【調査概要】
〇調査対象-「時事問題や社会情勢に興味・関心を持っている方」
〇有効回答-500名
○回答性別-女性 241名/男性 259名
〇回答年齢-20代 60名/30代 134名/40代 158名/50代 111名/60代 30名/70代以上 7名
〇調査主体-株式会社ドリームプランニング
〇調査方法-インターネットによるアンケート調査
〇調査期間-2024年8月15日~8月27日
パリ五輪のボクシング性別騒動について、参加資格を与えるべきだったと思いますか?
パリ五輪の女子ボクシング協議で、国際ボクシング連盟(IBA)の運営する世界選手権で失格となった選手(失格理由として男性と同じXY染色体を持つためとされた)が出場しました。
このようにIBAとIOCの見解が分かれる中で、参加資格の賛否について皆さんに聞いてみました。
アンケート調査の結果、当該選手を女性として参加資格を与えるべきだった(妥当)とする声が2割弱、不当とする声が4割強、そしてどちらとも言えない方が4割弱でした。
次に、妥当、不当、どちらとも言えないと答えた方に、それぞれの意見について詳しく聞いてみました。
パリ五輪のボクシング性別騒動について、皆さんのご意見をお聞かせください
1位は「性別認知の基準を厳格化すべき」17.4%
★ 1位:性別認知の基準を厳格化すべき 87/500名(17.4%) ★
女性として生まれてきたけど、染色体はXYだった場合(一般的な女性の染色体はXX)、女性としてオリンピックに参加することをどう思うか聞いたところ、この性別認知の基準を曖昧にしていたことが問題の原因と考える意見が最多でした。
<1位コメント>
「男子、女子とは別に、トランスジェンダーの方を分けないと、男性でも、女性の競技に入ってくる人が今後増える可能性がある(20代・女性)」
「男性と同じ染色体をもつ方を男性と戦わせることができないのだろうか(20代・男性)」
「肉体に沿った種目で競うべき。(40代・女性)」
「参加を認めた後で失格にする、等の措置は失格にされた側も納得いかないだろうから、基準を明確に設けておくべきだと思う(30代・男性)」
戸籍上・身体構造上は女性でありながら染色体が男性だった場合の取り扱いについて、今後基準の明確化が求められます。
2位は「性別の定義を厳格化すべき」15.8%
★ 2位:性別の定義を厳格化すべき 79/500名(15.8%) ★
そもそも男性とは何か、女性とは何かをはっきりさせておかないと、今後もこういう問題は起こり続けてしまうでしょう。
<2位コメント>
「本人や家族、支持者は女性扱いされなかったことに憤っているのかもしれないが、誰も女性ではないとは言っていないと思う。また体格が有利だから努力しなくても勝てると批判したいわけでもない。身体的に他の人と違うのが問題だと思う。(30代・女性)」
「オリンピック協会側とボクシング協会側がきちんとした基準を設けないのが悪い(40代・女性)」
「オリンピック開催側に責任があると思う。本人に誹謗中傷がいくのは違うと思う。(30代・女性)」
「性別について多様な考えが広がってきている現在だが、順位付けする競技参加する場合には、何か一定の基準は必要だと思う。(50代・女性)」
今度どんな選手がエントリーしてきても不変の性別基準が設けられるのかが、公平なスポーツ競技の課題と言えます。
3位は「染色体等を明確に調査すべき」11.4%
★ 3位:染色体やテストステロン値を明確に調査すべき 57/500名(11.4%) ★
競技に参加させる前に染色体やテストステロン値を明確に調査するべきという意見も集まっていました。
<3位コメント>
「ボクシングは体格差によって命の危険もあるので、染色体ベースでの性別判断をするべきかと思う。選手本人の性自認については、議論のすり替えだと感じる。(20代・女性)」
「ボクシングは死亡事故もあるスポーツであり、体重でさえ厳格な制限のもとで行われているものである以上、参加資格は公的身分証などによる性別ではなく、厳密な身体構造のもとで区分けされるべきものだと思う。また、テストステロン値は肉体が作られる思春期の時期の値こそが重要であり、参加時点での数値がクリアしているからといって問題ないとは言えない。(30代・女性)」
「正直難しい所です。本人は女性としてずっと生きてきたので当たり前に参加資格があると思うかもしれませんが、遺伝子的に男性の染色体をもっていると、筋肉量とかも全然違ってくるので対戦相手からするとフェアじゃないと感じると思います。特に格闘系の競技だともろに男女差が出てしまうので。(40代・男性)」
「性差は差別ではなく区別すべき。特にボクシング等のスポーツは命にもかかわる(40代・女性)」
男性の染色体(XY)を持っている方と、女性の染色体(XX)を持っている方では体格の違いもあるという専門家の指摘もあり、肉体的にあらゆる観点から公平な状態で戦ってほしいという願いがあるようです。
4位は「ケースバイケース」8.2%
★ 4位:ケースバイケースである 41/500名(8.2%) ★
複雑な身体構造をもった選手の登場に際して、ケースバイケースで判断すべきという意見もありました。
<4位コメント>
「体力や体型が女性の基準から明らかに外れているなら、参加資格に関して慎重に検討すべき。(40代・男性)」
「パリ五輪のボクシング性別騒動については、非常に難しい問題だと思います。一方で、本人が女性だと自己認識していることを尊重し、参加資格を与えることは重要な配慮と考えます。しかし、他方で、スポーツ競技における公平性も確保されるべきです。性別認知の基準が曖昧なままでは、競技の公正性が揺らぐ可能性もあり、さらなる議論と明確な基準の設定が必要だと感じます。いずれにしても、選手の権利を守りつつ、公平な競技環境を整えるためのバランスが求められます。(20代・男性)」
「これは難しい問題だと思います。身体能力が男性の場合、今後このような選手が無双してしまうのかなと思っています。あと悪意がある選手が出てくる可能性があると思います。(50代・男性)」
「非常に難しい問題だと思う。テストステロン値の正確な調査が必要ではと思う一方で、本当に生まれも女性なのに検査に引っ掛かって出場できない事態は差別であるため避けるべきだから。(30代・女性)」
体格差はあるが、女性として生まれた方が女性として試合に出れないというのも公平ではないと考える方も多くいらっしゃいます。
5位は「疑いない同性同士で競うべき」7.8%
★ 5位:何ら疑いない同性と判断される同士で競うべき 39/500名(7.8%) ★
スポーツ競技は疑いのない同性同士で臨んでこそフェアであるという意見も集まっています。
<5位コメント>
「男性の体格で、女性なら、新しい性別を設けてもいいと思います。男性・女性・その他の性別(40代・男性)」
「LGBTで差別する事はいけないと思うし、その人の主張している性別を受け入れてあげることはとても良い事だと思う。しかし、スポーツなど体力差が出る物は、心がどうであれ生物学上の性別で競うべきだと思うので、今回のボクシングでは疑問が残りました。選手同士が納得していれば良いと思うので、これからルールを厳密に決めていき、納得できる形にしていけば良いと思う。(40代・女性)」
「男女以外の性別を作るか、性別問わないジャンルを作るべき。(40代・男性)」
「努力などではいかんともしがたい身体機能上の男女差がある。種目と男と女で分けるのは差別ではない。(40代・女性)」
コメントのように男性・女性・無差別枠を設けてもいいかも知れませんね。
トランスジェンダーについて、戸籍上の性別変更を認める基準は?
トランスジェンダーの問題に関しては、国内でも2024年7月に性同一性障害と診断され、手術を受けずに戸籍上の性別を男性から女性に変更するよう申し立てた当事者に対し、広島高等裁判所は変更を認める決定を出したことなど、戸籍上の性別についての議論が高まっています。
そこで、トランスジェンダーの戸籍上の性別変更に関して、皆さんの意見を聞いてみました。
1位は「性同一性障害の診断」21.2%
★ 1位:性同一性障害の診断を受けていれば認めるべき 106/500名(21.2%) ★
戸籍上の性別変更には、医師の診断があれば認めるべきという意見が最も多く出ていました。
<1位コメント>
「心が生まれ持った体と違い、違和感があるのならば、戸籍も変更できていいと思います。(50代・女性)」
「自分の性別について悩んでいる人にとって、もっと生きやすい社会になればと思います。(40代・男性)」
「心や見た目では客観的な判断がしづらいため、医師の診断があれば~としましたが、どのように診断するか医師によって違うなら、それで良いかわかりません。(40代・女性)」
「戸籍上の性別変更に特に反対はない。問題があるのは性別によって差が出るトイレや銭湯などの場合にどうするかの基準がはっきりしていないことだと思う。(30代・女性)」
性同一性障害の診断は主に精神科の領域であり、客観的な判断が難しい状態です。
診断を受けただけで身体が男性のまま女性施設の利用を認めるのは、多くの女性が不安に思うかも知れません。
2位は「心の性別と戸籍上の性別変更は別」15.6%
★ 2位:心の性別と戸籍上の性別変更は別問題 78/500名(15.6%) ★
心の性別と戸籍上の性別は別問題であり、自称だけで戸籍変更を認めてしまうのはトラブルを招いてしまうでしょう。
<2位コメント>
「大前提の問題として、現状「ジェンダー」と「セクシャル」がごっちゃになっている印象がぬぐえない。戸籍は個人を特定するものであるため、そこに記載される性別はあくまで身体由来の「セクシャル」であるべきであり、社会的な性別(ジェンダー)とは分けて考えるべきものと思う。(30代・女性)」
「犯罪に悪用されかねない。女性としては恐怖である。(30代・女性)」
「性同一性障害について理解できるけど肉体が生まれつきの体である以上、戸籍上は生まれついた体の性別にしてほしい。外見からこの人がトランスジェンダーと言われても判断できないから(40代・男性)」
「昨今の性犯罪などを鑑みるに、悩んでいる当事者の方々には申し訳ないが簡単に戸籍状の性別変更は認めてほしくないと思う。(20代・女性)」
心というデリケートで客観的評価が難しいものを基準にしてしまうと、悪用する人が現れることも考えられます。
3位は「適合手術(生殖機能喪失)」11.6%
★ 3位:適合手術(生殖機能喪失)を受けていれば認めるべき 58/500名(11.6%) ★
適合手術によって元性の生殖機能を喪失させていれば、性転換を認めるべきという意見が出ています。
<3位コメント>
「思っているだけで変更できるのであれば、年齢詐称、経歴詐称など何でも可能だと思う。(30代・女性)」
「トランスジェンダー問題が出てきてから、世の中のほとんどの女性は怯えていると思う。スポーツでも不利益。お風呂、トイレなど、安心して利用できない。一部の人のために大多数の女性が我慢しなければいけない法律は要らない。(30代・女性)」
「トランスジェンダーだと言いながら女性トイレや女風呂に入ってくる人間は、手術を受けていない男ばかりのところを見ると、性犯罪の隠れ蓑にされるのが目に見えている。手術を受けたうえで完全に女性(男性)の体になった人間だけが戸籍を変更でき、且つ性別に合った施設利用をするべきだと思う。(30代・女性)」
「戸籍上の性別変更は、「自分はこの性別ではない」という「出生時の性別」の強烈な否定なのだから、生殖機能を失ったもののみに認める方が良いと思う。「生殖機能は残したい。でも戸籍上の性別は変更したい。」は矛盾している。(30代・女性)」
生殖機能は性別の象徴ですから、これを手放す覚悟なくして軽々に性別を変更すべきではないでしょう。
4位は「適合手術(性器形状)」9.8%
★ 4位:適合手術(性器形状)を受けていれば認めるべき 49/500名(9.8%) ★
適合手術によって性器の形状を変更していれば、性別の変更を認めるべきという声も出ています。
<4位コメント>
「ほぼ自己申告のような現状では戸籍上の性別変更はすべきではない。(50代・男性)」
「戸籍上の性別に関しては心と身体の性別が一致した段階で認めた方が納得感が得やすいと感じます。(40代・男性)」
「心がどちらの性かは他人の目には見えないことなので、身体の性で区別するべきだと思います。(60代・女性)」
「心と体の性別が一致しない方には可哀想ですが、性別を変更したいとなると体の性別を心の性別に寄せることでしか、なりたい性別の集団には受け入れられないと思います。(30代・女性)」
コメントのとおり「心と身体の性別が一致した段階で認めた方が納得感が出やすい」でしょう。
5位は「家庭裁判所の審判」9.0%
★ 5位:家庭裁判所の審判を受けていれば認めるべき 45/500名(9.0%) ★
家庭裁判所の審判を受けていれば性別の変更を認めるべきという声もありました。
<5位コメント>
「戸籍上の性別変更をするならば、1つ目に、性同一障害の診断を受けていること、2つ目に性別適合手術や、それに準ずるものを行っていること、3つ目は戸籍の性別変更は一度しか変更できない。(もとには戻せない)この条件を満たすのであれば性別変更をしてもいいと考えています。(40代・男性)」
「病院で診断書をもらって、裁判所で許可をもらえれば変更できるでいいのでは(50代・男性)」
「「私は心は女性だから、女子トイレを使うし、女子専用風呂にも入ります」と言って、犯罪を犯す、男性が出てきそうで、難しい問題だと思う。(50代・女性)」
「手順を踏んで、家庭裁判所の審判を受けていれば、危険な手術をしなくても良いと思います。(50代・女性)」
ちなみに現行制度における性別変更は、以下の要件を満たすことで認められる可能性があります。
(1)二人以上の医師により,性同一性障害であることが診断されていること
(2)18歳以上であること(未成年はNG)
(3)現に婚姻をしていないこと(離婚していればOK)
(4)現に未成年の子がいないこと(子供が成人すればOK)
(5)他の性別の性器の部分に近似する外観を備えていること
※ほか「生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること」という要件もありますが、2023年10月25日付け最高裁判所大法廷決定により、無効(憲法13条違反)との判断が示されました。
※参考:性別の取扱いの変更|裁判所
https://www.courts.go.jp/saiban/syurui/syurui_kazi/kazi_06_23/index.html
まとめ
今回は時事問題や社会情勢に興味関心のある方500名を対象にしたアンケート調査の結果を発表してまいりました。
皆さんはトランスジェンダー問題について、どんな意見をお持ちですか?
ドリームプランニングでは、これからも時事問題や社会情勢に関する様々な視点からアンケート調査を実施・発表してまいりますので、皆様のご参考にしてください。
■ニッチな不動産のお悩み解決サイト「URUHOME(ウルホーム)」について
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■株式会社ドリームプランニングについて
株式会社ドリームプランニングは「横浜から世界一を目指す」「不動産のあらゆる問題を解消し、人々の幸せと喜びを追求する」社是にもとづき、「空き家マッチングサイト|UCIKATU(ウチカツ)」の運営や、負動産再生を通じて日本の社会課題に取り組んでいる不動産ベンチャーのパイオニアです。
■会社概要
社名 :株式会社ドリームプランニング
所在地 : 〒231‐0023 神奈川県横浜市中区山下町252 グランベル横浜ビル10F
電話番号 :045‐641‐5480
代表者 : 代表取締役 髙橋樹人(たかはし たつひと)
設立 : 2005年7月
URL : https://dream-plan.com/