株式会社ドリームプランニング(神奈川県横浜市中区/代表取締役:髙橋樹人)が運営する不動産のお悩み解決サイトURUHOME(ウルホーム)は時事問題や社会情勢に興味関心を持つ方を対象にアンケート調査を実施
今回は「クマとの共生」をテーマとした独自調査の結果を発表します!
【データの引用・転載についてお願い】
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、アンケート結果を公開している「底地・再建築不可・市街化調整区域・共有持分の買取|URUHOME(ウルホーム)」のURL(https://uruhome.net/save-the-bear/)へのリンク設置を必ずお願い致します。
弊社への掲載許可(連絡)は不要です。
【調査概要】
〇調査対象-「時事問題や社会情勢に興味・関心を持っている方」
〇有効回答-500名
○回答性別-女性 249名/男性 251名
〇回答年齢-20代 55名/30代 131名/40代 169名/50代 103名/60代 36名/70代以上 6名
〇調査主体-株式会社ドリームプランニング
〇調査方法-インターネットによるアンケート調査
〇調査期間-2024年8月19日~8月25日
2024年4月に北海道のヒグマと本州のツキノワグマが指定管理鳥獣に追加されました。この措置により、都道府県でのクマ管理(駆除・保護等)に国から交付金が支給されます。
また同年7月8日の環境省専門家検討会において鳥獣保護管理法の改正(猟銃使用の規制緩和等)について対応方針がまとめられました。
そこで、クマの駆除について賛成か反対か聞いてみました。
クマの駆除に賛成?反対?
熊の駆除に賛成が6割弱、反対が1割強、どちらとも言えない方が3割弱という結果になっています。
次に、クマの駆除についてどう思うか、賛成、反対、どちらとも言えないそれぞれの意見について詳しく聞いてみたところ、以下の様な回答になりました。
クマの駆除についてどう思いますか?
1位は「人間にとって危険を排除すべき」20.8%
★ 1位:人間にとって危険を排除すべき 104/500名(20.8%) ★
自然環境や生態系の保護は大事だが、人間にとって危険な存在は排除すべきという意見が最多でした。
<1位コメント>
「駆逐するべきとは言わないが、人の生活圏に入ってきた熊の駆除は致し方ないと思う。(30代・女性)」
「できるだけ棲み分けの環境を作るべき。(50代・男性)」
「市街化調整区域内に設置された大規模太陽光パネルが生態系を破壊した結果、熊が里に下りてきているという指摘もある。自然環境を破壊して太陽光パネルを設置する行為や、野山に太陽光パネルを放置したり廃棄する行為への罰則強化は不可避である(50代・男性)」
「森の動物たちの生活環境を整えないと食べ物を求めて降りてくると思います。(40代・女性)」
「熊も気の毒であるが、人類が招いた自然破壊のしっぺ返しの一つであるともいえるだろう。(60代・男性)」
ただ里に下りてきた熊を駆除し続けても、その根本となる彼らの棲息環境を回復しない限り、熊が絶滅してしまうまで被害はなくならないでしょう。
2位は「被害増加のため駆除は仕方ない」
★ 2位:被害が増加しており、駆除は仕方ない 102/500名(20.4%) ★
熊による被害が増加しているのであれば、人間が生きていくため駆除もやむなしという意見も多くありました。
<2位コメント>
「不必要な殺戮を推奨しているわけではなく、共存する上で必要なことだと思います。熊の駆除について、人間の勝手な行いだとの批判については、ある程度の理解はできるが、人命の方が重い。(20代・男性)」
「様々な原因はあれど、人間が熊に襲われているのなら、自衛のために熊を殺すというのは致し方ないと思う(30代・男性)」
「野生動物との土地の奪い合いなのだと思うから命の危険があるのなら殺してしまっても構わないと思う(20代・男性)」
「ある程度は仕方ない。ただ住み分けをしっかりして野生動物は保護すべき(50代・男性)」
「熊の住みかを奪ったのは人間だが、共存する努力ができるのも人間であるため、地域によってはある程度仕方ないことだと思います。熊を殺処分した場合、そのほかの熊が山で暮らしていけるようにする努力も必要だと思います。(40代・女性)」
人間と野生動物がきちんとすみ分けできる自然環境を回復していかないと、いつまでも両者の対立は避けられないと考えられます。
3位は「ケースバイケース」12.6%
★ 3位:地域によりケースバイケース 63/500名(12.6%) ★
熊を駆除すべきかどうかはケースバイケースという意見も出ていました。
<3位コメント>
「里に来た熊は危険なので駆除すべき。だが、熊の住処を奪い、出てきたなら、熊が安心して住める場所を確保すべき。(40代・男性)」
「棲み分けが必要。人間も熊の棲息地に入らない、手を入れない。(50代・男性)」
「共存が望ましいが、被害が出てしまってる以上はやむを得ない気もする。ただ駆除が全てでもないと思う。(30代・女性)」
「人を襲った熊に関しては駆除もやむを得ないと思います。迷い込んだ熊に関しては、捕獲して山に離すべきです。(40代・男性)」
「動物保護の観点から人に影響を与えないよう熊の生存環境を確保すべきかと考えます。(50代・男性)」
そもそも熊が食糧を求めて里へ下りて来なくてすむよう、山林の乱開発を止めて自然環境を回復する必要もありそうです。
4位は「なるべく駆除以外の解決法を」9.2%
★ 4位:なるべく駆除以外の解決法を 46/500名(9.2%) ★
目の前で襲われている人を見殺しには出来ないものの、緊急性の低いケースであれば駆除以外の方法を模索すべきという意見も集まっています。
<4位コメント>
「人間の都合で熊を駆除するのは人間のおごりに感じてしまいます。具体的な案は難しくてなかなか浮かびませんが、殺す以外の解決法を見つけ出す必要があると思います。(50代・男性)」
「駆除は人間の命を守る為の最終手段として、そこに辿り着くまでになんとかならないか議論してほしいと思う(30代・女性)」
「人間だけの地球ではない。クマだけが悪いと言うことも絶対にない。共存することを考えるべき。(50代・女性)」
「熊も生きていくために必死です。人間が、動物たちの生活圏に踏み込み過ぎた結果このような事件が起こってしまっていると思います。原因はそれだけではありませんが、環境の破壊も全てではないにしても人間が大きく関わっているので、開発にはもっと慎重になるべきだと思いました。(40代・男性)」
「野山にいるべき動物が人里に降りてくるにはそれなりの理由があると思う。人間が驕り、動物たちの生活する場を侵しすぎているのではないかと思う。野山の生き物たちと上手に共存することについてもっと皆が真剣に考えるべきだと思う(50代・女性)」
昨今増加している野生動物被害は、人間が野生動物の棲息域へ過剰に踏み込んだ結果と言えるでしょう。
5位は「実感が湧かない」7.6%
★ 5位:接点がないから実感が湧かない 38/500名(7.6%) ★
身近に熊が棲んでいないから実感が湧かないという意見もありました。
<5位コメント>
「実際にクマとの接点が無いので、どちらとも言えないです。ただし、実際に自分の家族に危険がある場合は駆除すべきと答えるのではないかと思います。(30代・男性)」
「人間のせいで熊が里に降りてきているのは明らか。かといって、自分が熊が出るエリアに住んでいたら、気が気ではないとは思う。(40代・女性)」
「心情としては熊は悪くないと思っており、殺すなんてやりすぎだとも思う。しかし、自分の生活圏に熊がおらず、被害に合うこともほぼないためそういえるのであって、熊が生活圏にいる地域の人々にとっては、殺すなんて可哀想などとも言っていられないことも理解できる。また、もし自分の生活圏に熊が生息していたら、危ないから駆除してほしい、という思いを抱くと思う。熊を駆除するべきか、そうでないかということは簡単には結論が出せない。(20代・女性)」
「クマが出ない地域に住んでいるのでコメントできません。イノシシ対策なら知っています。(60代・男性)」
「正直、自分の生活圏内にはいないから、あまり関心がない(40代・女性)」
ただ実際に熊が生活環境近くをうろついていたらと想像すると、駆除よりの考え方になるのも仕方ないところでしょう。
クマを駆除した町に抗議の電話が殺到したことに共感できますか?
2023年10月にツキノワグマの親子3頭を駆除した秋田県美郷町と同県に対して、業務に支障が出るレベルの電話抗議が殺到しました。
こうした電話抗議に対して共感できるか、皆さんの意見を聞いた結果がこちらです。
共感できる方が約1/3、共感できない方が約2/3となっています。
次に共感できる、共感できないと答えたそれぞれの意見について詳しく聞いて見ました。
クマを駆除した町に抗議の電話が殺到したことについて、どう思いますか?
1位は「駆除は絶対に必要」28.4%
★ 1位:共感できない。駆除は絶対に必要 142/500名(28.4%) ★
行政に対して意見を伝えるのは国民の権利ですが、業務に支障が出るレベルになってしまうのは筋が違うのではないでしょうか。
<1位コメント>
「意見するのはよいが、明らかに悪質な抗議、嫌がらせ、妨害は厳しく取り締まるべき。(40代・男性)」
「毅然とした態度で対応してもらいたい(20代・男性)」
「極端な苦情をする人の意見は、ただのクレーマーだと思います。ただ、役所に文句が言いたい人であって、熊がどうこうではないと思います。(40代・女性)」
「自分の価値観が絶対的正義だと勘違いしている人が多くなった(または露呈した)なととても強く思います。(30代・女性)」
「現場の事情を分かっていない。中傷的な電話は無視すべきです。(60代・男性)」
意見を伝えるのであれば、過剰な怒りは排して建設的な代替案などを提示するのがおすすめです。
2位は「共感できるが駆除は仕方ない」14.8%
★ 2位:共感できるが、駆除するのは仕方ない 74/500名(14.8%) ★
熊だって命があるのだから「殺すな」と言いたい気持ちは解らなくもありません。しかし目の前で人命に危険が迫っているのであれば、熊よりも人間を優先するのは仕方ないでしょう。
<2位コメント>
「抗議者の抗議行動(電話)はあまりに幼稚で相手にする必要もない。それでも電話を対応しなければならない職員の方々の負担は如何程か、心配してしまう。抗議したいのであれば、然るべき手順で抗議すべきである。(20代・男性)」
「生活のための農作物を荒らされたり、住民に危害を加える事態に至った場合、やはり駆除は仕方がないと感じます。ただ、生き物ですし、「殺すな」という心境になるのはある程度理解できます。駆除以外に何か対策がないのかなぁと思います。(60代・女性)」
「抗議の電話をかけたい気持ちはわかるが、やはり、駆除は仕方ない…と思う。抗議以外に自分達で対策があるのならその旨の電話なら良いと思う。ただ殺すな…というだけならば解決しない。(50代・女性)」
「具体的にどのような内容の抗議なのかは把握していませんが、どうすべきかについて、今後の対策などについても、しっかり意見を伝えるべきだと思います。また、不安な毎日を送っている方たちの気持ちにも寄り添ってほしいです。(40代・男性)」
「抗議することを悪く言うつもりはない。抗議内容はその人の主張であり意見であるから。ただ、解決策なども併せて持って抗議をすべきと思う。また、電話窓口がそれ用に設定されているのならばいいが、電話抗議により通常業務に支障が出ているなら方法を変更するべきである。(20代・男性)」
コメントを見ると、何とか駆除以外の方法はなかったものかと思いつつ、それでも駆除せざるを得なかった当局の事情を酌んでいるようです。
3位は「共感できない。駆除はやむを得ない」13.8%
★ 3位:共感できない。駆除はやむを得ない 69/500名(13.8%) ★
抗議する気持ちが解らなくもないけど、やはり熊と人間の二者択一なら人間を選ばざるを得ません。
<3位コメント>
「野生動物は人間の住む地域に近寄るべきではないので、仕方のないことだと思います。また人間もクマの住んでいる地域に近寄るべきではないと思います。(60代・男性)」
「抗議者の気持ちも多少わかるけれど、ヒトの命には代えられないと思う(40代・女性)」
「人が殺されるかもしれないという危険があるならある程度の駆除は仕方のない事だと思う。(40代・女性)」
「駆除せずに済む方法をあげてくれているのであれば検討するべきだか、そうでなくただの苦情ならば無視して良いと思う。(30代・女性)」
「感情論では熊が与える被害は減らない。(60代・男性)」
感情的な問題は残るものの、根本的な問題解決に向けて、より具体的な施策を講じる必要があるでしょう。
4位は「駆除は必要」13.2%
★ 4位:共感できない。駆除は必要 66/500名(13.2%) ★
自然環境や野生動物を保護する必要は理解しつつも、いざとなったら人命を守なければならない以上、駆除という選択肢は捨てきれない事情が行政にはあります。
<4位コメント>
「色んな意見があるのはしょうがない。あまり講義の電話はしないで欲しい。(40代・女性)」
「殺すなの気持ちは理解出来るが、人間に被害が及んでいる以上、放置しておく事は逆に危険だと思うので、駆除は必要だと思う(40代・男性)」
「現場の自治体の長が駆除についての説明をすれば抗議は少なくなると思います。(40代・男性)」
「抗議するだけでなく、解決策の出したり、対策に参加すべき(50代・女性)」
「冷静に判断すべき(50代・男性)」
理不尽なクレームには毅然と対応しつつも、広く世に理解を求める姿勢を見せることで、抗議の声は沈静化していくのではないでしょうか。
5位は「抗議方法に問題がある」10.0%
★ 5位:共感できるが、抗議方法には問題がある 50/500名(10.0%) ★
いくら駆除に反対だからと言って、基本的には物言えぬ(反論できない)行政に対して罵声を浴びせるのはあまりにもひどすぎます。
<5位コメント>
「行政の方も大変だなあと思います(50代・女性)」
「当事者でもない他人が代替え案もなく一方的に否定だけするのは違うと思う(30代・女性)」
「抗議の仕方は丁寧にして、行政の負担になるような抗議の仕方は避けるべきだと思う(50代・男性)」
「抗議の電話そのものが幼稚。自己の感情を制御できず人に迷惑をかけるだけで何の解決にもならない。(40代・男性)」
「常にクレームを言うきっかけを探してるタイプの人間がいる クレームの電話ができれば、内容は熊の駆除じゃなくても良かったのでは?と思ってしまう(40代・女性)」
コメントにもあるように、中には熊をストレス発散のダシにしているだけの手合いもいたでしょう。
そういう行為が行政を疲弊させ、ひいては「動物保護を訴える」行為のイメージが悪化してしまうリスクがあります。
まとめ
今回は時事問題や社会情勢に興味関心のある方500名を対象にしたアンケート調査の結果を発表してまいりました。
皆さんはクマや野生動物との共生について、どんな意見をお持ちですか?
ドリームプランニングでは、これからも時事問題や社会情勢に関する様々な視点からアンケート調査を実施・発表してまいりますので、皆様のご参考にしてください。
■ニッチな不動産のお悩み解決サイト「URUHOME(ウルホーム)」について
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■株式会社ドリームプランニングについて
株式会社ドリームプランニングは「横浜から世界一を目指す」「不動産のあらゆる問題を解消し、人々の幸せと喜びを追求する」社是にもとづき、空き家マッチングサイト「ウチカツ」の運営や、負動産再生を通じて日本の社会課題に取り組んでいる不動産ベンチャーのパイオニアです。
■会社概要
社名 :株式会社ドリームプランニング
所在地 : 〒231‐0023 神奈川県横浜市中区山下町252 グランベル横浜ビル10F
電話番号 :045‐641‐5480
代表者 : 代表取締役 髙橋樹人(たかはし たつひと)
設立 : 2005年7月
URL : https://dream-plan.com/