日曜日, 11月 24, 2024
ホーム調査レポートコンビニに何を求める?出店戦略やニーズなど【アンケート結果発表】

コンビニに何を求める?出店戦略やニーズなど【アンケート結果発表】

株式会社ドリームプランニング(神奈川県横浜市中区/代表取締役:髙橋樹人)が運営する不動産のお悩み解決サイトURUHOME(ウルホーム)では、日本のコンビニに興味関心を持つ方を対象にアンケート調査を実施

【データの引用・転載についてお願い】

本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、アンケート結果を公開しているURUHOME(ウルホーム)のURL( https://uruhome.net/cs-needs-and-plan/)へのリンク設置をお願い致します。

※弊社への掲載許可は不要です。

【調査概要】

〇調査対象-「日本のコンビニ問題に興味・関心を持っている方」
〇有効回答-500名
〇調査主体-株式会社ドリームプランニング
〇調査方法-インターネットによるアンケート調査
〇調査期間-2024年7月11日~7月13日

コンビニへの要望や出店戦略について、どう考えますか?

コンビニへの要望や出店戦略について、どう考えますか? n=500(回答数1393・複数回答可)

1位はデジタル化を求める声が3人に1人以上

★ 1位:セルフレジなどデジタル化を進めるべき 172名(34.4%) ★ 

コンビニエンスストアに求めるもので最も多かったのは、セルフレジなどのデジタル化でした。

慣れてしまうと下手な店員さんよりもスムーズにできて、ストレスフリーに買い物ができて嬉しいですよね。

皆さんのコメントを見てみましょう。

<1位・デジタル化を進めるべきコメント> 

「セブンイレブンみたいなセミ・セルフレジが最も使いやすいので、ローソンやファミマにも後を追って欲しいです。ちなみに現在のローソンでもセルフレジはありますが現金を使うことができず、どのお客さんも利用していません。あれは大失敗だと思います。(40代・男性)」

「買い物さえ出来れば店員さんと関わらなくていいようにして欲しい(20代・女性)」

「店員とのやりとりが煩わしく、セルフレジが便利なので、24時間無人がいい(30代・男性)」

「レジで商品のバーコード読み取りだけ店員が行って、精算は機械でセルフ、袋詰めもセルフと店舗が多い。それならバーコード読み取りも客が行って、完全セルフレジでいい。(30代・女性)」

「人手不足で大変なので、セルフで出来ることは機械に任せる方が効率が良くなると思う。(20代・女性)」

「態度の悪い店員に対応されるぐらいならセルフレジのほうが良い(40代・女性)」

「人と接しずに買い物がしたい。(40代・女性)」

「店員さんがいつも大変そうなので、どんどんデジタル化するべきだと思う。(40代・女性)」

「店員と関わりたくない顧客、店員と会話したい顧客、タイミングによっても違うと思うので選択肢は多い方がいいと思います。セルフレジは一つはあってほしいです。(30代・女性)」

「忙しい時間帯にレジによってはかなり並ぶので、レジのデジタル化をもっと推進すべきだと思います。(30代・女性)」

仕事などで疲れ切った時は、店員さんとのやりとりが本当に苦痛で仕方ありません。

袋は要りますか?割りばしは要りますか?温めますか?……等々。考えるだけでぐったりしますね。

また店員さんも不機嫌な方が多く、それもまたストレスの原因に。一方でフレンドリーで温かみのある店員さんに対しては申し訳なく思うので、やっぱりストレスからは逃れられません。

コミュニケーション不足が様々な社会問題を惹き起こしているとも言われますが、買い物くらいはコミュニケーションのストレスなく済ませたいものですね。

2位は24時間営業の見直しを求める声が3割弱

★ 2位:24時間営業をやめるべき 147名(29.4%) ★ 

続いて多かったのは「無理に24時間営業しなくてもいいのでは?」という声でした。

もちろん24時間営業してくれていることで防犯面など助かることもありますが、すべての店が一晩中煌々と照明をつけている必要はないのかも知れません。

最近はコロナ禍による時短営業などで、少しずつ24時間営業をやめる店舗も出てきましたね。

皆さんのコメントはどうでしょうか。

 <2位・24時間営業をやめるべきコメント> 

「地域によっては、24時間営業は人件費や光熱費とコストがかかる割には、売り上げは期待できないとおもうので、なくした方が良いとおもいます。(40代・男性)」

「……全てを24時間営業するのは、環境、資源、治安、若者たちの騒音問題を考えると必要ないと考える。(50代・男性)」

「人手不足が進んでいる時代に、24時間営業はふさわしくない。夜中の営業は強盗の心配もある。夜中も来客が途切れないような一部の店舗以外は、もう24時間営業は必要ない。(50代・女性)」

「地方の店舗は24時間空いてなくても困らないと思うので、防犯上の点からも深夜の数時間は休んだ方が良いと思う。(30代・男性)」

「24時間営業は一部地域やエリア以外は止めてもいいと思います。店長や店員の負担軽減にもなると思いますし、そもそも利用者も少なくなっていると思います。……(50代・男性)」

「昨今では、様々な業種で従業員不足が問題となっておりコンビニエンスストアでも同様です。特に深夜シフトに関しては、早朝や昼に比べ応募が少なく人員不足からオーナー様や店長様が自らレジに立つこともままあります。基本的に、オーナー様や店長様には送金など含めた事務処理に専念して頂きたい為、接客業務までこなすとなると負担が大きくなりすぎると感じています。また、深夜に関しては当然ながら来客もほとんどないため、施設設備(エアコンなど)の運営費が深夜の売上を上回ってしまうため、無駄に感じてしまう事が多いという点もあります。店舗によっては24時間営業をしていないものもありますが、エリアでの会議の際に売上等を伺ったところ、深夜営業をしないことで売上がアップしているとのことでした。やはり、深夜の電気代負担がかなり大きいと感じます。(20代・男性)」

「24時間営業は便利は便利だが、何も夜中も開けている必要はないような気がする。(60代・女性)」

「24時間営業はかかる労働力に対して収益は少なく、ブランドイメージのためだけに労働者がこき使われているだけの仕組みなので廃止にした方がよいと思う。(20代・男性)」

「10年程前まで千葉市内の店舗でコンビニの店長をしていたが、夜間の営業は客数が少ない割に人件費や人の確保が難しい等、全ての店舗に絶対に必要な物では無いと感じました。(30代・男性)」

「店やオーナーの負担が大きいので働く人の負担を減らしてほしい(20代・男性)」

「24時間営業、ありがたいと思う反面治安が悪くなると考えるので減少させるべきと思う。……(40代・女性)」

売上もないのに営業していても、人件費や光熱費がかさんで利益を圧迫してしまいます。

それが商品やサービスの価格に上乗せされるのは嬉しくありません。また深夜労働による企業のブラック化も気になります。

むしろ深夜はきちんと閉店してコストを抑え、安く商品を提供してほしいですね。

3位はローカルフードや特産品の取扱いを求める声

★ 3位:ローカルフードや特産品を取扱うべき 141名(28.2%) ★ 

観光地に行ったはいいものの、お土産屋さんが早く閉店してしまい、お土産の調達に苦労する方は少なくありません。

どこにでもあるコンビニで地元の特産品などが売られていれば、お土産探しの苦労がかなり軽減されることでしょう。

また地元民としても、地産地消の促進によって地域経済を活性化できるメリットがあります。

 <3位・ローカルフードや特産品を取扱うべきコメント> 

「地産の野菜や果物、海産物等を扱ってくれると嬉しい。(40代・男性)」

「ローカルフードや特産品を取り扱ったり地域に密着した経営をすることで、地元に長く愛されると思いました。(40代・男性)」

「どこに行っても同じ商品だと特に通いたいとも思わないし親しみも沸かないから。その地域に特化した野菜などの特産品やおすすめの商品を置くコーナーがあれば飽きずに楽しめると思う。(40代・女性)」

「オーガニックの商品は特定のお店にしか売ってないため、遠くまで出かけなくてはならないから(40代・女性)」

「特産品を置いたりして地域によって違う店がいいです。(40代・女性)」

「地産地消の商品があるといいなと思う(40代・女性)」

「……旅行へ行った際にお土産の買い忘れがあってもコンビニで済ませることができるとありがたい。(30代・男性)」

「お店独自の食べ物があると嬉しいので、地方に行った際によくコンビニの食品を見て回るから。(30代・女性)」

「その土地の地域のお菓子屋さんや福祉作業場でつくられたものなどを置いたらいいのにと思います。(40代・女性)」

「地域の特性を生かしたものを扱うことにより、他地域の人達へのアピールとともに、地元の人達への認知も行うことができると思う。(60代・男性)」

「……どこも同じ商品が売っているのは魅力でもあるが、つまらなく感じる部分でもあるので、地域・店舗によって取扱商品がもっと変わると面白いと感じてます。(30代・女性)」

「全国どこのコンビニへ立ち寄っても同じ物が手に入るのはありがたいが、その土地のローカルフードや特産品があれば、旅行へ行った時の楽しみの1つになると思った。……(40代・女性)」

コンビニと言えばメーカーの既製品を並べているイメージがありますが、中には地元の野菜などが安く売られていて重宝している方も多いでしょう。

地元の産品が安く便利に入手できるようになって欲しいですね。

4位は高齢者向けのサービスを求める声が4人に1人以上

★ 4位:高齢者向けのサービスを充実させるべき 127名(25.4%) ★ 

日本全国で深刻な問題となっている高齢化社会。国民のインフラとなっているコンビニも、高齢化社会への対応が求められています。
皆さんのコメントを見てみましょう。

 <4位・高齢者向けのサービスを充実させるべきコメント> 

「これからは、超高齢化社会になるので、高齢者に配慮出来る店づくりは絶対に必要になってくると思いうから。(50代・女性)」

「高齢化が進む中、身近にあるコンビニをスーパーのように利用している人も多いと思う。そのコンビニがある地域にもよると思うが、高齢者の方が利用しやすいサービスがあることで、利便性が高まるのではないかと思います。(30代・女性)」

「高齢者によってはコンビニの雰囲気が苦手という方がいるので(スーパーの方が落ち着く)入りやすく利用しやすいサービスがあればよいと思います。また健康志向のものがあると罪悪感がなく購入しやすいです。(40代・女性)」

「今後は高齢者などへの配達や生存確認なども需要があるとおもいます。(40代・男性)」

「地元では高齢者が多く、免許を返納したことで気軽に買い物もいけず苦しんでいるから(30代・女性)」

「……お年寄りは店まで行くのが大変なので宅配サービスなどがあれば助かります。(60代・男性)」

「高齢者の免許返還を求める上で、高齢者が利用しやすいサービスも必要。(30代・女性)」

「高齢者が多い住宅街に住んでいるので、高齢者が利用しやすい表記や品揃えであればよいなと思う。店員さんとおしゃべりをするのが好きそうな高齢利用者も見かけるので、そういう方の邪魔をせずに淡々と会計できるようセルフレジを多めにしてほしい。(40代・女性)」

「高齢者でも分かりやすく使いやすいシステム、高齢者向けの利便性向上が今後のキーワードになりそうです。……(50代・男性)」

「高齢化が進んでいる以上、高齢者の客層を意識したサービス展開が必須になると思う。また、高齢者は移動の範囲が少ない傾向があるので、ローカルフードの品ぞろえを充実したり、地域のイベントへの参加や企画など、地域密着型の運営も重視すべきだろう。(50代・男性)」

「今後ますます深刻化する高齢化社会に伴い、高齢者が安心して利用できるだけでなく高齢者の安全を見守れる場所として、コンビニが更なる工夫をしていけると良いと思う。(20代・女性)」

高齢者が利用しやすいことはもちろん、若年世代との共存や地域コミュニティの活性化など、コンビニのポテンシャルが期待されます。

5位は郊外や住宅地への出店を求める声が5人に1人以上

★ 5位:郊外や住宅街への出店を強化すべき 113名(22.6%) ★ 

都市部では過密・飽和状態にありがちなコンビニですが、地方に行く周囲数キロ以内にコンビニ1軒なんて場所も珍しくありません。

よほど辺鄙な場所ならともかく、ある程度の住民がいる場所にはコンビニを営業してほしいという声が多く出ていました。

皆さんのコメントを見てみましょう。

 <5位・郊外や住宅街への出店を求めるコメント> 

「田舎にはあって欲しいところになかったりするので、郊外への店舗を増やして欲しいです。また24時間営業は引き続き続けてほしい。(30代・女性)」

「地方のスーパーや個人商店の廃業が多いイメージがあり、人口減少地域においてはコンビニが生命線となりえると考えています。訪問販売などチカラをいれている地域もありますが、店に行く楽しさもあっていいと思います。(60代・女性)」

「現在郊外に住んでいるが、住宅地なのであまりなく、1番近所が500m先なので少し遠いなぁと感じるので店舗増やしてもらえるとありがたい。防犯上24時間営業は続けて欲しい。(30代・女性)」

「自宅の近くにないので、郊外にもう少し出店を増やしてくれると嬉しい。また、夜中はほとんど利用しないので、24時間営業でなくても問題ない。(30代・男性)」

「田舎に住んでいるのですがどこのコンビニも車を出さないといけない距離です。店舗が増えると嬉しいなと思う反面こんな田舎に店舗が増えても売れないだろうなという気もします。(30代・女性)」

「コンビニで出来る手続き(マイナンバーカードで出せる書類、支払い、配送等)が増えているので、郊外にもう少し増えると助かる方が多いと思います。(30代・女性)」

「コンビニは飽和状態といいますがそれは都市部だけで、住宅街や郊外はまだまだ少ないので増やしてほしい。またお年寄りは店まで行くのが大変なので宅配サービスなどがあれば助かります。(60代・男性)」

「地方の買い物難民問題を解決するために移動販売車を運営すると助かります(60代・女性)」

「売上第一で集客の見込めるエリアへ出店するのは当然だが、郊外・特に山間部に近い「買い物難民・弱者」と呼ばれる高齢者が多く存在する地域にも、コンビニ大手3社は出店して欲しいと切に願います。その点、デイリーヤマザキはかなり見掛けるのでその点は素晴らしいと思います。(40代・男性)」

「理想は周りを見渡したらコンビニが最低1つは見受けられる状態(20代・男性)」

「国道等の大きな道路沿いに乱立してるイメージが強いので、もっと住宅地周辺等にもバランス良く出店して欲しいです。(40代・男性)」

先ほどの24時間営業にもつながりますが、夜間も灯りがついているコンビニは、防犯上非常に有効な存在です。

逆に「灯りがついているから蛾のようにならず者が集まり、治安が悪くなる」という面も併せ持ってはいるものの、やはり明るい空間は人々に安心感を与えます。

地域の需給バランスを調整しながらコンビニを出店し、みんなが便利に暮らせるといいですね。

まとめ

今回は日本のコンビニ問題に興味関心のある方500名を対象にしたアンケート調査の結果を発表・考察してまいりました。

コンビニへの要望や出店戦略について、皆さんはどのような感想を持たれたでしょうか。

ドリームプランニングでは、これからもコンビニや経済に関する様々な視点からアンケート調査を実施・発表してまいりますので、皆様のご参考にしてください。

■ニッチな不動産のお悩み解決サイト「URUHOME(ウルホーム)」について

URUHOME(ウルホーム) https://uruhome.net は一般的に売却が難しいニッチな不動産(いわゆる負動産)に関するお悩み解決コラムを発信するサイトです。またニッチな不動産の無料査定や売却相談も行っております。

■株式会社ドリームプランニングについて

株式会社ドリームプランニングは「横浜から世界一を目指す」「不動産のあらゆる問題を解消し、人々の幸せと喜びを追求する」社是にもとづき、空家マッチングサイト(不動産SNSウチカツ)の運営や、負動産再生を通じて日本の社会課題に取り組んでいる不動産ベンチャーのパイオニアです。

■会社概要

社名   :株式会社ドリームプランニング
所在地  : 〒231‐0023 神奈川県横浜市中区山下町252 グランベル横浜ビル10F
電話番号 :045‐641‐5480
代表者  : 代表取締役 髙橋樹人(たかはし たつひと)
設立   : 2005年7月
URL   : https://dream-plan.com/

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