店舗を探した場所は「自宅の近く」が約3割。「日中の人・車の往来」「最寄駅からの距離・道のり」を重要視
不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森 康史 以下、アットホーム)は、過去2年以内に仲介会社を通して貸店舗を借りたことがある21歳~69歳の男女を対象に、貸店舗の探し方、条件・設備、不動産会社に求めることに関する調査を実施いたしました。
<トピックス>
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貸店舗の探し方
・店舗を探した場所は「自宅の近く」が約3割
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貸店舗の条件・設備
・立地条件は飲食店・飲食店以外ともに「駅前立地」が最多、飲食店は人通りの多さが優先される傾向
・飲食店・飲食店以外ともに「日中の人・車の往来」「最寄駅からの距離・道のり」を重要視
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不動産会社に求めること
・飲食店・飲食店以外ともに、不動産会社に教えてもらってよかったことは「街の特徴」
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飲食店を借りた人に聞いた、補助金・助成金とコロナ禍の影響
・3人に1人が自治体の補助金・助成金を利用
・店舗探しにおいてコロナ禍の影響があったのはわずか1割
<調査結果>
≪貸店舗の探し方≫
■店舗を探した場所は「自宅の近く」が約3割
店舗を借りた場所とのつながりを聞いたところ、飲食店・飲食店以外ともに「自宅の近く」が最多で、「自宅の最寄り駅近く」が続きました。誰かに紹介された場所や収益が見込めそうなエリアより、通いやすい場所や自分がよく知る土地勘のあるエリアを優先しているようです。
≪貸店舗の条件・設備≫
■立地条件は飲食店・飲食店以外ともに「駅前立地」が最多、飲食店は人通りの多さが優先される傾向
借りた店舗の立地条件については、飲食店・飲食店以外のいずれも「駅前立地」が最多でした。飲食店では次いで「商店街」「繁華街」と人通りの多さが優先されているようです。飲食店以外は「住宅街」「商店街」と続き、飲食店とは異なる結果が表れました。
■飲食店・飲食店以外ともに「日中の人・車の往来」「最寄駅からの距離・道のり」を重要視
重視した環境などの条件について、飲食店・飲食店以外ともに「日中の人・車の往来」「最寄駅からの距離・道のり」が上位となりました。いずれも3位以下の項目より約10ポイント上回っており、特に重視される傾向があるようです。物件の仕様・設備に関しては、飲食店・飲食店以外ともに「物件の面積」がトップになりました。
≪不動産会社に求めること≫
■飲食店・飲食店以外ともに、不動産会社に教えてもらってよかったことは「街の特徴」
店舗を探す際、不動産会社に教えてもらってよかったことは、飲食店・飲食店以外ともに「街の特徴」がそれぞれ4割以上と最多でした。飲食店では「商圏人口」「周辺駅・最寄り駅の総乗降客数」が続き、人通りの多さに関する情報が求められているようです。一方で飲食店以外では、人通りの多さよりも「周辺施設」「街の居住者特性」が上位にランクインし、求められる情報に違いが表れました。
≪飲食店を借りた人に聞いた、補助金・助成金とコロナ禍の影響≫
■3人に1人が自治体の補助金・助成金を利用
飲食店に対し、自治体の補助金・助成金を利用したか聞くと、33.0%が「利用した」と回答しました。また、そのうち約9割が、「制度の利用は出店の後押しになった」と回答しました。
■店舗探しにおいてコロナ禍の影響があったのはわずか1割
店舗探しにおいてコロナ禍の影響があったのは10.0%でした。割合としては高くなかったものの、「人の動きに変化が起きているため終息後のイメージがつかめなかった」「なかなか内見できなかった」などの影響があったようです。
<関連サービス>
■店舗周辺の商圏情報を最短3ステップでレポート化できる「商圏情報レポート」
店舗物件周辺の「街」「人」「施設」に関する情報をまとめたレポートを簡単に作成できる不動産会社向けのサービスです。本サービスにより、不動産会社は接客時に所在地と条件を入力するだけで、街の特性や居住者特性、競合店などの情報をまとめたレポートを出力することができます。
https://business.athome.jp/service/shokenjoho_report/
<調査概要>
■調査対象/過去2年以内に貸店舗を不動産会社・銀行などの仲介会社を通して借りたことがある21歳~69歳の男女400名
※重飲食:大掛かりな排気排煙設備が必要な飲食店。ラーメン、中華料理など
※軽飲食:大掛かりな排気排煙設備を必要としない飲食店。カフェ・喫茶店など
■調査方法/インターネットによるアンケート調査
■調査期間/2023年1月20日(金)~1月23日(月)
※小数第2位を四捨五入しているため、合計100%にならない場合があります。
<調査結果について>
アットホームでは本調査をはじめ、賃貸物件に住む人や一戸建て・マンションを購入した人などに住まいに関する調査を定期的に行っています。この他に「Z世代の住まい観」や「住まい探しで見落としがちな物件情報ランキング」など不動産業界のトレンドに合わせた調査も実施しています。過去の調査結果など詳細につきましては、ぜひお問い合わせください。