快適な住まいと暮らしを実現するための様々な問題を専門知識と技術で解決することで、住まいの価値や暮らしの質を高めるホームステージング(※1)の普及活動を行う一般社団法人日本ホームステージング協会(東京都江東区/代表理事:杉之原冨士子、以下日本ホームステージング協会)は、「広めよう!ホームステージングの仕事ーホームステージングフォーラム2022ー」を2022年11月10日(木)に、日比谷三井カンファレンス(東京・千代田)で、2019年以来3年ぶりにリアルとWEB、パブリックビューイングでも参加できるハイブリッド型で開催しました。合計180名の参加となり、当日はYouTubeでも同時配信されました。
代表理事、杉之原から活動報告と今後の活動について次のように説明がありました。
ホームステージャー資格取得者は2022年10月末現在、認定講師資格者も含め4416名で、法人会員69社となりました。
これまで、ホームステージングの資格取得者は、生活者のニーズに合わせたホームステージングでビジネスに活かす専門職の方が非常に多く不動産業、ホームステージング業、建設業、リフォーム業など、それぞれの業界でその知識をビジネスにつなげより発展し続けています。ホームステージングの知識は、ビジネスにつなげるだけでなく、片づけや掃除、インテリアなど日常生活を心地よくするために行う生活者自身にとっても必要な知識となっています。
従来の2級講座に、高齢化にともなう課題解決につなげるシニアホームステージング®︎の知識を更に加えることにしました。
不動産業界やリフォーム業界、福祉の分野の方々に加え、シニアになる前のプレシニア世代自身が受講することで、自分の家、親の家を安心・安全な住まいと暮らしが続けられるよう、また、ゴミ屋敷化しないための知識を習得できるよう改訂します。ビジネスとして発展させるだけでなく、生活者としての日常を変える力があるホームステージングを各地域でホームステージングを普及させることで、超高齢化社会に向けて「未来へつなげる責任」を果たすことに尽力していきますと今後の活動について説明しました。
フォーラムは全米不動産協会(NAR)日本大使 西川ノーマン裕子 氏による全米におけるホームステージングについてのビデオメッセージ、基調講演として 国土交通省 住宅局 安心居住推進課 企画専門官 上野翔平氏による「最期まで生き生きと暮らせる住環境を目指して」のご講演、また、産学のホームステージングの取組みとして、山梨学院大学学長 青山 貴子氏より山梨学院大学経営学部の学生自身が空き家問題の解消について考えるプロジェクトの一環としてホームステージングを実践的な手法で行い、その支援を地元山梨県の不動産会社、株式会社けやき総合管理 大神田 貴氏が学生をバックアップしている事例を発表しました。また、同志社大学商学部教授 太田原 準氏より、学生が卒業論文で「ホームステージングを用いた住宅販売のイノベーション」というテーマで調査及び研究をまとめた概要を発表し、実際に富山県の家具・インテリア販売会社 株式会社米三 増山 隆氏より独自の建売物件販売促進サポートシステムについて発表しました。最後に、ホームステージングコンテスト2022の表彰式が行われ、売買部門、賃貸部門、リフォーム部門、居住中部門、バーチャル部門の各グランプリ、準グランプリ、その他特別賞の発表が行われました。
※1<日本版ホームステージングとは>
日本ホームステージング協会では、快適な住まいと暮らしを実現するための様々な問題を専門知識と技術で
解決することで、住まいの価値や暮らしの質を高めることをホームステージングと定義しています。
- 組織概要
一般社団法人日本ホームステージング協会
代表理事:杉之原冨士子
設立 :2013年8月19日
事務局 :〒135-0042 江東区木場6-4-2 木場KIビル4F
電話番号:03-6810-5708
URL :https://www.homestaging.or.jp